2025年07月15日

動ける身体

65歳の私が今思うことは、武術を通して動ける身体でいられることのありがたさです。

私は昔から関節可動域が非常に狭い、俗にいうガチガチの固い身体の質です。このような身体はどちらかと言えば、歳を取れば取るほど衰えが早くきて、動きにくい身体になりがちなのです。

私の関節可動域の狭さは今でも変わりません。本当に酷いものです。でも私の動きを見て、身体が固いと思う人はあまりいませんし、多分顔を隠して動けば、私の年齢を当てられる人もあまりいないと思います。

自慢に聞こえたら恐縮ですが、65歳の今でも動ける身体、戦える身体で居続けられています。

それはひとえに脱力に特化した武術体系を選んだからだと思っています。徹底した脱力により、全身に重力(重さ)が通り、その重力が身体を統一し、全身協調、全身連動した動きを可能にしてくれているからです。

とは言え私も生物ですから(笑)一生、今の動きが出来る訳ではありません。当然ですがいつか動きは衰えます。

しかし動きは衰えても武術の実力は脱力が、重力が、重さがカバーしてくれて、より高度が次元へ到達する可能性はあると信じています。

まあ、先のことは先のこととして、今は動ける身体に感謝して練精会武術の精進あるのみです。

posted by ロン at 19:59| 日記

2025年07月14日

頭の位置

練精会の武術は重力方向(鉛直線)と協調したまっすぐの身体が姿勢を重視しています。

全身の重さの力、身体の統一された力はこのまっすぐの姿勢から生まれるからです。

そのまっすぐの姿勢を作り上げるために、頭の位置はとても大切な要点となります。

会員さんは、型にしろ対練にしろ組手にしろ、頭の位置がまっすぐからずれている人が見られます。

頭が前方に俯いている人、頭が後方に反っている人、頭が左右に傾いている人、このように頭の位置がずれていれば、身体全体も頭の位置のずれに影響され、前傾したり、後傾したり、横に傾いたりしてしまうのです。

そうなれば型では身体の動きがぎこちなくなり、対練では相手に技がかかりにくくなり、組手では相手の攻撃に対応することは難しくなります。

頭の位置がまっすぐに定まることによって、身体全体もまっすぐに定まる。

このことを会員さんは忘れてないようにして下さいね。
posted by ロン at 20:30| 日記

2025年07月12日

仲間内

稽古の中の対練で上手に技がかかったり、組手で相手を制したり出来たとしても、それは仲間内だからと言う謙虚な気持ちを持ってください。

現実の戦いはそんなに甘くはありません。稽古で上手くいっても実際の戦いでは通用しない場合が非常に多いのです。だから仲間内だからと言う気持ちが大切なのです。

対練で技がかかっても、組手で相手を制しても、現実はそんなに簡単にいくわけがない言う気持ちを忘れずにより進歩、進化を目指して稽古に励むことです。

私は会員さんからしたら対練でどんなに抵抗しても技はかかるし、組手でどんなに攻撃してもすぐに制せられてしまうので、現実の戦いでもああなると思っているかもしれませんね。

でも私はそんなことはまったく思ってはいません。あくまで仲間内だから、師と弟子の関係だから、と言う気持ちを忘れることはありません。なので自分が凄いとか、強いとか、無敵とか、そんな変な妄想を持つこともないのです。

自分を過剰に評価したらそこで進歩、進化が止まってしまいます。だからつねに仲間内、仲間内と言う気持ちを忘れることなく日々精進していきましょう。

posted by ロン at 12:19| 日記

2025年07月11日

歩法の重要性

空体道の白帯会員、茶帯会員、黒帯会員さん、それぞれ組手で進歩が見られます。

そして更なる進歩を図るためには、特に歩法への取り組みを強化する必要があります。

歩法と聞くと、遠間から飛び込み、また飛び退くようなイメージを持たれる会員さんもいるかと思いますが、空体道のような接近戦を主とする武術においても歩法は非常に重要な要素をしめるのです。

接近戦の歩法は当然ですがダイナミックには動きません。わずかな動きで相手の側面、背面に回り込み、相手から打たれない、投げられない。そして自分からは打てる、投げられる位置取りを実現するのです。

そのために必要は歩法を空体道では、前後歩、換歩、側歩(以前は三才歩とか三角歩と呼んでいました)、回旋歩の4つに集約しています。そしてこの4つの歩法は全て地面を滑るように移動するので、総称しては滑歩と呼ぶこともあります。

会員さんは(特に白帯、茶帯会員さん)は歩法がまだまだ身に付いていません。もっともっと日ごろから練習してほしいと思います。週1回、2回くらい練精会の稽古の時だけやってもなかなか身に付くものではありません。

私は会員さん相手の組手だと正直歩法は必要としませんが、たまに歩法を駆使した組手を会員さんへ見せることがありますよね。その私の組手時の歩法をイメージして、一人稽古に取り組んで下さい。

posted by ロン at 11:45| 日記

2025年07月01日

7月の稽古予定日の一部変更

7月の空体道教室なのですが、7月24日(木曜)は格技室が使えませんでした。

なのでこの週の稽古は7月23日の水曜日へ変更したいと思います。

以上申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。


posted by ロン at 21:04| 日記