2020年04月05日

硬質化

たまに副代表や会員さんからこんなことを訊かれます。

「組み手の時に先生の身体が鉄のように硬質化する時があります。指まで鋼のようになっていますね。そんな時、先生は何をやっているのですか?筋肉の操作ですか?それとも呼吸法ですか?」

私の答えはこうです。

「意識的に身体を硬質化しているわけではありません。そもそも硬質化しようとも思っていないのです。ただ副代表や会員さんがそう感じる時は、私の意識が立つことに向いている時だと思います」

「はあ?」

「私もなぜそうなるのかよく分かりませんが、身体の力を抜く稽古を長く続けていくうちに、重さを頭から足裏まで落とそうと稽古を続けるうちに、重力との調和を目指して稽古を繰り返すうちに、自然に身体は一つにまとまっていく結果としての硬質化なのかも知れません」

「なるほど」

「だから何か作為的なことをして硬質化を目指す必要はないと私は思っています。あくまで空体道で大切なことは力を抜くこと、これ以外に道はないのです」

「わかりました」

「それに今後自分の身体の質がどう変化していくのかわかりません。まだまだ未熟な身です。だから硬質化にもあまり拘ることなくこれからも脱力の稽古を続けていこうと思っています」

以上です。
posted by ロン at 18:50| 日記

2020年04月04日

立つ、歩くテスト

空体道では、またに立つ、歩くことが出来ているかどうかを確認することがあります。

えっ、誰だって立てるし、歩けるはず、と思われる方もいらっしゃると思いますが、

例えは並行立ちで立ち、前から横から後ろから、あらゆる角度からある程度の力で押されても、立ち続けることが出来るでしょうか。?または後ろから腰に抱きつかれて踏ん張る相手(一人もしくは二人でも)を気にせずゆっくりと歩くことが出来るでしょうか?

これが空体道の立つ、歩くテストです。

身体の力が抜け、重さが頭から足裏まで通り、重力と調和した身体なら、上記のテストをクリアすることが出来ます。

私もまだまだ未熟で何とかですが上記のテストをクリア出来ます。

夫婦や兄弟がいらっしゃる会員さんは自宅で試してみてはいかがでしょうか。

ポイントは2つあります。全身の力を抜くこと。そして相手の圧力、抵抗に囚われず、ただ立つこと、ただ歩くことだけに意識が向いていることです。

相手の圧力、抵抗に負けまいと身体を力ませれば力ませるほど、立つことも歩くことも出来ません。また相手の存在に意識が向いてしまっても(囚われてしまっても)立つことも歩くことも出来ません。

どうですか、会員さん。立つこと、歩くことが出来たでしょうか?
posted by ロン at 13:38| 日記

2020年04月01日

落とすでも落ちるでもなく

空体道において身体の重さが頭から足裏まで通る時の意識についてお話したいと思っています。

@ 重さを落とす。この意識には自分がと言う作為が入っていて、重さが足裏まで通ることはありません。

A 重さが落ちる。この意識には自分がと言う作為が入っていないので、@よりは力が抜けている段階ですがまだ不十分です。重さが足裏まで通ることがあったにしても一瞬だけであり、すぐまた通らなくなってしまいます。

「落とすもだめ、落ちるもだめ、ではどんな意識を持てばよいのでしょうか?

そんな会員さんの問いの答えはこうです・・・落ち続けている。

落とすは作為、落ちるは一瞬、落ち続けるは継続です。

地球上において重力は常に働き続けています。なので作為を持って落とす必要も無く、瞬間だけ落ちることもなく、ず〜っと落ち続けているのです。

なので空体道において、頭から足裏まで重さが通る感覚は、頭から足裏まで(身体すべての)重さが落ち続けているが正解になります。

ただ文章を書く場合、文章全体の流れから、落とすとか落ちると言う表現を私はよく使ってはいますが、会員の皆さんは重さは落ち続けていると言う意識を持って稽古していただけたら幸いです。
posted by ロン at 18:26| 日記

2020年03月31日

可能性

よく脳の能力を人は10パーセントしか使っていないと言われます。

それが科学的、医学的に本当かどうか私には分かりません(でも脳にはまだ未知の可能性の領域があることは信じています)

また人は身体の能力を10パーセントしか使えていない、と言う言葉があるのなら私は賛同したいと思います。10パーセントと言う数値はともかくとして、身体に秘められた能力の大部分は使いきれていないように思えます。

そしてその身体の可能性(脳の可能性も含む)を引き出すことに、武術、武道が役に立つと私は考えます。

空体道においてはその可能性を脱力によって開花させる手段をとっています。

身体の力を抜ききり、重さを足裏まで落として地球とつながり、全身に重さを通して、重力と調和すること。

そうやって可能性の扉を開けたいと思っています。

まだまだ未熟ですが、そう信じて今日も一人稽古を続けます。
posted by ロン at 11:02| 日記

2020年03月30日

突きについて

副代表のゆりかが空体道の突きについて、砲弾と発射台と言うタイトルで分かりやすく解説してくれたので、私も少し書いてみようと思います。

突きにおいて砲弾は拳(腕)、発射台は全身となります。

この発射台の安定なしには、強力な砲弾を打ち出すことは出来ません。

では空体道として、どう発射台を安定させるのかと言えば、一に脱力、二に脱力、三に脱力が大基本となります。まあ、いつもの通りの答えなのです(笑)

脱力により身体の重さをすべて足裏まで落とすことが出来たなら、全身(発射台)を地面と重力がしっかりと支えてくれるのです。

身体の重さがすべて足裏まで落ちれば、全身に重力が通るり、身体は地面と一体化します。こうなれば、どんな強力の砲弾でも打ち出すことが可能になると私は思っています。

と書いてはいますが、私もまだまだ未熟で全力で砲弾(突き)を打ち出すと、発射台(身体)が壊れそうなほど反動(振動)を受けてしまいます。

まだまだ修行が足りません。脱力、脱力あるのみです。

posted by ロン at 21:18| 日記