2019年02月07日

何もない感覚

「先生、力の抜けた感覚とは、どんな感覚ですか?」

たまに会員さんからこんな質問を受けます。

その時々で答えは違うのですが、今はこんな風に答えるようにしています。

「そうですね。何もない感覚かも知れませんね。動くときは、力感や躍動感もあまり感じず、空間に漂う様なもあもあ〜と言うか、ふあふあ〜と言うか実感のあまりない感覚。

そして対練や組み手で相手を崩したり、投げたりした時は、相手の抵抗をあまり感じず、す〜っと言うか、さ〜っと言う捕らえどころのない感覚。

こんな感覚なので、力の抜けた身体の感覚は、何もない感覚と言えるのです」

「はあ・・・」

「動いてもあまり感覚がなく、対練、組み手でもあまり感覚がないので、力の抜けた感覚は最初とても判り図にくいものです。何しろない感覚を探すわけですから」

「ではどうすれば・・・」

「答えは簡単です。力を抜くことだけ、そして抜けることを信じて、ひたすら練習するだけです。他に考える必要も、感じようとする必要もありません。やり続けた練習がいつか何もない感覚を教えてくれるはずです」

以上なのですが、こう答えている私もまだまだ何も感じない感覚には至っていないのです。動けば、力感を感じるし、対練、組み手では相手の抵抗を感じます。

ただ会員さんよりは少しだけですが、何もない感覚に近づいていることも事実です。だから遠慮せず私との対練や組み手を味わってください。少しでも先に行っている人との対練、組み手は気付きのきっかけにつながるからです。

会員さん、一にも二にも、とにかく力を抜き続けることです。
posted by ロン at 17:03| 日記