2019年06月29日

柔の防御 剛の防御

今回は防御のお話です。

空体道の防御には柔の防御と剛の防御があります。

柔と剛と言っても、脱力に特化した空体道ですから、剛と言ってもあくまで脱力体のままおこないます。なので正式には柔の中の柔の防御、柔の中の剛の防御と言ったほうが分かりやすいかもしれませんね。

柔の中の柔とは相手の攻撃を飲み込むような防御。相手の攻撃を流す、反らす、かわす。攻撃に逆らわず、その流れに乗って受け、相手の威力を消し、そして自らの勢いでをバランスを崩した相手に反撃を加えます。自分の身を安全を確保したのちの反撃。

柔の中の防御とは相手の攻撃をつぶしてしまう防御。相手の攻撃は受け流さす、そのまま手や腕で受ける、払う、抑える。全身の重さが手に宿れば、防御した手から相手にこちらの全ての重さが伝わるので、その重さで攻撃した相手が崩れ落ち、あるいは吹っ飛びます。防御と同時の反撃。

空体道の組み手は柔の防御からの攻防を練習します。護身術として考えれば、とにかく柔の防御での変化を身につける必要があるからです。まず自在に相手の攻撃を受け流せる身体を目指すのです。

柔の中の剛の防御。私もまだまだそれをやると力みが混じってしまいます。だから会員さんは、柔の防御に徹底して組み手に望んでくださいね。
posted by ロン at 22:44| 日記

在るものに気づく

会員さんは、対練や組み手で上手くいかない時、上手くいかない何かを外に求めてはいけません。答えを外に求めないのが空体道なのです。

答えは最初から皆さんの中に在るからです。在るものに気付くことがとても大切だと私は思います。

最初から在るもの、いつも書いていることですが、それは重さです。

大きくても、小さくても、若くても、老いても、男でも、女でも、誰もが最初から持っているもの、それが重さです。

「でも先生、100キロの人と40キロの人では体重差があります。やはり重さと言っても体重がある人が圧倒的に有利ですよね」

そんな質問もあると思います。確かにある意味では正しいとは言えますが、でもよく考えてみてください。例えば40キロがいきなり、腕に乗っかったとしたらバランスを崩さない人がいるのでしょうか?また40キロの塊が顔や腹に激突したら、ダメージを負わない人がいるでしょうか?また武器を持ったとしたら、100キロの人より、40キロの人のほうが動きが素早くて、変化に富むのではないでしょうか?・・・

だから会員さんは安心して、最初から在るもの、重さを信じて、ひたすら力を抜くための練習に取り組んで下さい。中途半端な抜き方では、重さを全て活用することは出来ません。力を抜いて、抜いて、抜いて、また抜くのです。

そうすれば最初から在るものに気付き、その素晴らしさに感動することでしょう。

重さの可能性は計り知れないのです。


posted by ロン at 17:40| 日記

2019年06月27日

伝えるから伝わるへ

私はよく重さを伝えると表現していますが、本当は重さは伝えるのではなく、伝わるが正しい表現だと思っています。

身体の力が抜け、重力が通った身体は、重さそのものと化した身体です。

そんな身体であれば、相手に触れても、相手がこちらに触れても、重さが自然に伝わってしまうのです。

だから会員さんは、対練や組み手の時に何か特別なことをしようとしなくてよいのです。ただ自分の重さ、重力を信じて、普通に動いてください。

伝えるから伝わるへと意識を変えていってください。無為自然を目指しましょう。
posted by ロン at 16:02| 日記

2019年06月25日

乗る

空体道では、頭は首に乗り、首は体幹部に乗り、体幹部は脚に乗る感覚が大切になります。

それぞれの部位の力が抜けて、頭、首、体幹部、脚と乗って身体がーつにつながっていきます。

でもまだ一つ最も大事な部分が抜けているのです。会員さんは分かりますか。

それは脚が地面に乗っていることです。

力の抜けた部位、頭、首、体幹部、脚、それらがつながって地面に乗ること。地面にちゃんと身体が乗ることによって初めて、重力が頭から足裏まで通り、重さを自在に活用することが可能になるのです。

会員さんは立禅の時、頭、首、体幹部、脚、そして地面とちゃんと乗っているのかどうか確認してしましょう。
posted by ロン at 14:33| 日記

2019年06月23日

背面を感じる

今日の空体道の練習でのアドバイスなのですが、大切なことなので他の会員さんにも知ってほしいので書きますね。

身体の力が本当の意味で抜けたなら必要ないことではあるのですが、それまでは方便として背面を意識することが大切なのです。

身体の真っ直ぐを感じて(重力を感じて)と言うと、身体の前面(顔、胸、腹、太腿、脛)だけを意識してしまう会員さんは多いと思います。

これは仕方がないことで、普段目に見える部分に無意識的にどうしても意識が集まり、身体の背面(後頭部、背中、腰、ハムストリングス、ふくらはぎ)へはあまり意識が向かないのです。

これではまっすぐ立っているつもりでも、意識の前後バランスが崩れているので、重力を身体の中に通すことが十分出来ず、相手に重さも十分に伝えることは出来ません。

だから真っ直ぐと言われたら、身体の背面を意識してみて下さい。

そしてその意識がほどほどに定着したら、型、対練、組み手でも自分の背面を感じながら動いてみましょう。うまく意識によって身体の前後バランスが整ったら、いつもより楽に身体が動き、いつもより重さが相手に伝わることでしょう。

ただしあくまで方便としての教えなので、前後バランスがある程度でも整ったのなら、もう背面を感じようとしないで下さい。いつまでもその意識を引きずってしまうと、その意識に囚われてしまう(作為から抜け出せなくなる)からです。

以上、方便としての背面への意識の説明でした。
posted by ロン at 15:23| 日記