2019年07月31日

耳を澄ます

空体道の基本、型、対練、組み手、いずれの時もたまには耳を澄ますことが大切だと私は思っています。

耳を澄まして聞くのは外界の音ではなく、身体内面からの声です。

「私」よりも身体のほうが、どう動けば良いのかちゃんと分かっています。だから「私が身体を動かす」と言う思いを捨てて、静かに身体の声に耳を澄ませてみるのです。

最初は何も聞こえないかも知れませんが、あきらめずに耳を澄ませていれば、少しずつ、少しずつ、身体の声が聞こえるようになります。

そして身体の声にしたがって、ただ動いてみるのです。その動きは、滑らかで、淀みがなく、伸びやかで、生き生きとしています。

このことは何も「私」が邪魔だと言っている訳ではありません。「私」と身体が一つになり、身体本来の能力を目覚めさせるには、一時期「私」を休めて、身体の声を聞く必要があるのだと私は思っています。

会員さんは、型できれいに動こうとか、対練で上手く技をかけようとか、組み手で相手を何とかしようとか、そんな作為を忘れて、ただ身体の声にしたがって動いてみましょう。

そのほうがきっと上手くいくと思います。
posted by ロン at 21:00| 日記

2019年07月29日

空体道教習DVD

会員さん向けの空体道教習DVDを完成させました。

内容は 操身法(腕振り、脚振り、上下法、前後法、左右法、突き、蹴り、腰伸ばし、体振り) 空法(前後手、上下手、斜拳、内転手、外転手、直拳、開合拳、鞭手、左右旋回、三角転身、四方転換、遠心求心) 自由舞です。

約60分ほどで、空法に関しては、分かりやすいように前からと横からの映像になっています。また空体道の精華である自由舞は約20分ほど入っています。自由舞は練習ではたまにしか見せることがないので、貴重映像だと思います。

もちろんすべて私が演武しています。

空体道教習DVDを希望される会員さんは、教室で私か副代表のゆりかに申し込んで下さい。

DVDは広々とした公園で撮影していますので、教習以外にも癒し映像としても使えるかも知れませんよ(笑)

乞うご期待!

posted by ロン at 17:07| 日記

2019年07月28日

自分自身

会員さんのほとんどが対練や組み手の時に自分自身でいられないようです。

「自分自身でいられない?自分は自分のはずだけど・・・」と思われるかも知れませんね。

ではもう少し分かりやすい例を上げて説明しましょう。

突きや蹴りを出す時、皆さんの意識は、突く腕や拳に、また蹴る足や脚に意識が集まっています。手や足は身体の一部分です。全体ではありません。部分に意識が集中してしまったら、空体道的には自分自身ではないのです。

投げ技を繰り出す時、皆さんの意識は、投げるべき相手の身体に集中します。相手に意識を集中してしまったら、空体道的には自分自身ではないのです。

自分の身体の一部に、また相手に意識が集まってしまうと、伝えるべき重さは部分的になったり、まったく伝わらなくなってしまうのです。

意識は身体の部分には集まらず、相手にも集まらず、自身の力の隅々に広がっていなくてはいけません。空体道的には全身全てに意識が巡っている状態が、自分自身でいられていると言うことなのです。

そうなって初めて全身全ての重さが相手に伝わるのだと私は思っています。

「先生分かりました。でもどうやって意識を全身に巡らせるのですか?」と会員さんの声が聞こえてくるようです。

基本、型、対練、組み手の全てにおいて身体の重さを感じようとすることです。全身の重さを感じよう、感じよう、感じよう・・・そんな気持ちを持ちながら練習を続けることによって、いつか自然に身体すべてに意識が広がるようになるのです。

そう書いている私もまだまだ未熟ですが、私と一緒に自分自身でいられるように練習を続けましょう。



posted by ロン at 16:26| 日記

2019年07月27日

透明

空体道では透明な身体と透明な意識が大切です。

透明な身体とは、力みが無く、歪みがなく無く、停滞が無く、部分的で無く・・・

透明な意識とは、我がなく、作為が無く、偏りが無く、拘りが無く・・・

そんな透明な身体と意識を求めるためには、何度も書いていることですが、身体の力を抜ききり、重さ(重力)に身をゆだね、重力との調和を図ることだと私は思っています。

だから会員さんも、強さを得ることより、健康を得ることより、心の安定を得ることより、まず自分に最初から存在している重さを得ることを考えてください。

重さを得ることが出来たなら、その結果として、強さも健康も心の安定も得ることが出来るかもしれません。

私はそう信じています。
posted by ロン at 16:07| 日記

2019年07月18日

おまじない

まだ力が抜けていない会員さんにかけるおまじないがあります。

おまじないをかけると少しの間だけ、力の抜けた身体の可能性を感じることが出来るのです。

おまじないは一つだけでなく、いくつか種類があります。

相手の突きを上から押さえて、相手を崩す対練を例にあげて説明します。

相手を崩せず苦戦している会員さんの首の襟を持って身体を引き上げてあげるおまじないがあります。私に襟を持ち上げられると、自分で身体を支える必要が少なくなり、自然に力が抜けて、楽に相手を崩すことが出来ます。

また会員さんの脚から腰、背中、そして腕を順番にさするおまじないもあります。脚、腰、背中、腕とさすられると、身体に流れが生まれて、楽に相手を崩すことが出来ます。

さらに会員さんの身体を軽くゆするおまじないとあります。ゆすられることによって身体の詰まりが解消され、楽に相手を崩すことが出来ます。

そして会員さんの背中をふあっと軽く押してあげるおまじないがあります。背中を押されることによって体幹部の重さが相手に伝わり、相手を楽に崩すことが出来ます。

まだまだおまじないはありますが、今回はこれぐらいで。

これらのおまじないは、自分ではなく他人にほんのちょっとだけ補助されるだけで、身体は自然と力が抜けてしまうことのおまじないです。

会員さんはこれらのおまじないよって自分の身体の可能性を知ることが出来たはずです。それはとても新鮮な驚きの感覚だったのではないでしょうか。ほんのわずかのきっかけで身体が一瞬にして変化する感動。

後は私のおまじないがなくても、それが出来るようになるまで練習を続けるだけです。

一回でも身体の可能性を体験したのなら、もちろん年月はかかりますが、いつか一人でも出来るようになるはずです。あきらめなければかならず出来ます。

その日を目指して、のんびり、こつこつ、気楽に、無理せず、楽しく練習を続けましょう!

posted by ロン at 19:08| 日記