2020年09月14日

ゴムと泥

ゴムボールと泥で作ったボール。

ゴムボールを壁に投げると跳ね返る。泥のボールを壁に投げると跳ね返らずへばり付く。

ゴムボールを身体にぶつけられると表面が痛い。泥のボールをぶつけかれると表面ではなく中に衝撃が響く。

空体道の打撃は泥のボールのようでなければいけません。軽く当たっても中まで浸透する衝撃(重さ)。

そのためには腕や肩の力を抜くだけでは足りません。全身全ての力を抜くこと。抜き続けること。その先に泥のボールの打撃が身につくのです。

なので打撃の形に拘ることも大切なのですが、それより身体の力を抜くことに徹底的に拘ってほしいのです。

身体の力が抜けなければ、空体道全ての技は用を成さないのです。
posted by ロン at 21:10| 日記

2020年09月12日

中心と末端

少しは力が抜けてきている気がするけど、対練や組み手で技が上手くかからない、と思っている会員さんへのアドバイスです。

多少力が抜けていても技がうまくかからないのは、中心と末端の動きがずれているからです。

中心とは丹田、仙骨。末端とは手足。

会員の皆さんは先に中心が動いて末端が遅れてしまったり、逆に先に手足が動いて中心が遅れてしまったりするので、全身の重さを上手く相手に伝えられないのです。

脱力が全身に及べば自然に中心と末端の動きは統一されますが、この統一された感覚を掴むのは中々難しいのです。

なので一時期の方便として、意識を中心と末端に集めたうえで、ゆっくり動く練習をすることをお薦めします。

丹田、仙骨を意識し、同時に手足も意識し、中心と末端の動きが一致しているか確認することによって、動きのずれを修正することが出来ます。

その分かりやすい練習法は、養身法の上下法であり、前後法であり、左右法であり、そして前進歩、後退歩です。

ただ中心や末端を意識しすぎると力む癖もつきやすいので、その点は注意が必要です。また中心と末端の動きの一致感を得られたら、中心も末端も意識することなく、いつものように全身の力を抜くことだけ意識して下さい。やりすぎは力みの元になってしまうからです。

以上、中心と末端の動きへのアドバイスでした。

posted by ロン at 12:52| 日記

2020年09月11日

まだまだ

今夜は妻のゆりかと久々に武術映像を見て堪能しました。

映像は7.8年前ぐらいに知人からいただいたもので、少林拳と合気道を学ばれたと聞くある達人の姿です。お歳は分かりませんが、多分70代か80代くらいに見えます。

ただ素晴らしいと言う言葉しかありません。

その立ち姿、その動き、その技、何と言うか異次元の存在のように感じます。

久しぶりに映像を見ましたが、見るたびに自分は本当にまだまだと実感されられます。

でも以前に見た時とくらべて、自分なりにですがそのすごさを理解出来る範囲が広がっていることに気づきます。それは未熟なりに自分もゆっくりとではありますが、着実に成長している証拠かもしれないと少し嬉しくも感じています。

武術、武道は一生の修行です。私も70代、80代にはその映像の達人に少しでも追いつけるように精進していきます。

会員の皆さんもあせらず、のんびりでよいので、この先もずっと稽古を続けてほしいと思っています。

もう一度言いますが、武術、武道は一生ものです。

posted by ロン at 22:47| 日記

2020年09月09日

武術、武道小説

昔から小説をよく読みます。

で、今回は会員さん向けに武術、武道小説で面白かった作品を紹介したいと思います。

津本 陽 「黄金の天馬」「鬼の冠」前者は合気道の植芝盛平、後者は大東流合気柔術の武田惣角の一生を描いた作品です。合気系武術の修行者の皆さんには必読の作品かもしれません。

高千穂 遥 「闇の覇王」「沈黙の覇王」「幻影の覇王」こちらはシリーズものです。中国武術、空手、柔術と様々な武術、武道が登場します。ちなみに「沈黙の覇王」は著者が私が形意拳、八卦掌を学ばせていただいた老師とお会いして中国武術の描写の参考にされたとのことです。

今野 敏 「虎の道 龍の門」上下巻 著者の理想とする空手道の姿を描いているようです。チンクチ、ガマク、ムチミと言った沖縄空手の要訣についても少し書かれています。著者に関しては「義珍の拳」「武士猿」「チャンミーグヮー」と言う沖縄空手を題材にした作品もあります。こちらもお薦めです。

八神かおり 「カンフーガール」主人公の女性が使う武術が武式太極拳。小説で武式太極拳とは珍しいですね。良くも悪くもちょっとオタク的知識満載の小説と言えるかもしれません。主人公の女性が八卦掌と合気道を融合させたような武術を使う敵と闘います。

今回は以上です。本屋さんではもう売っていない作品もありますので、古本屋さんで探す必要があるかもしれません。
posted by ロン at 18:01| 日記

ぶれない

空体道の突き蹴りのお話です。

今回は定歩での突き蹴りについて説明したいと思います(直突き、前蹴り)

定歩での空体道の突き蹴りで大切なのは、頭から足裏までのまっすぐな意識です。

なので突き蹴りの際には身体が前傾したり後傾したりしてぶれてはいけません。あくまで頭から足裏までまっすぐの姿勢のままで突き蹴りをおこないます。

身体がまっすぐのままの突き蹴りは一見すると手足の末端だけの動きのようで、威力はまったくないように見えます。しかし力が抜けて重さ(重力)の通った身体からの突き蹴りは見た目のシンプルさからは想像出来ないような威力が秘められているのです。

注意点は身体を固めて(力ませて)無理矢理まっすぐを維持しようとしないことです。時間をかけて力を抜いていき、頭から足裏まで重さ(重力)が通り、自然に身体がまっすぐ安定するのを待つことです。

とにかく会員さんは突き蹴りに威力を求めず、力を抜くこと、そして頭から足裏までのまっすぐを意識して下さい。
posted by ロン at 16:57| 日記