2021年08月12日

重くなる妻

重くなる妻、と言ってもゆりかの体重が増えたわけではありません(笑い)ゆりかの重さの質の向上のことです。

ここしばらくはお互い一人稽古中心だったのですが、今日は久しぶりにゆりかと定歩での崩し合いをしてみました。

立禅や歩行法を相当やりこんだゆりかの圧力、間違いなく増していました。丹田辺りからかなりの圧力(重さ)がぐわ〜っと私に押し寄せてきます。

私も一人稽古を続けているので、まだまだ負けることはないのですが(いつまでもゆりかの高い壁でありたいのです)、それでもゆりかの成長がしっかり感じられる崩し合いでした。

妻びいきだから言うのではありませんが、女性であっても練精会の武術(空体道、円転太極拳)を続けることによって、並みの男性なら(もしかしたらけっこう鍛えた男性でも)崩されてしまう圧力が身につく。この可能性を証明してくれることが何より嬉しいのです。

重くなる妻。この言葉を聞いて嬉しがる夫は私ぐらいでしょうね(笑)
posted by ロン at 21:11| 日記

打撃力の向上

打撃力を向上させる方向は各流儀によって様々な方法があると思います。

例えば突きに関して言うと、反復練習よる威力の向上、サンドバックやミットを打つことによっての威力の向上、、身体の使い方の工夫による威力の向上・・・等々。もちろんこれらは単独と言うより、これらの練習の複合によって威力を向上させる流儀が多いのだと思います。

では空体道においての打撃力の向上方法とは何かを説明します。

空体道では、反復練習は少しだけします。サンドバック、ミットの練習はしていません、身体の使い方についてもあまり要訣はありません。

空体道では立つこと(立禅)、歩くこと(歩行法)、動くこと(型)によって身体の質を変えていき、結果的に打撃力を向上させる方法を選択しました。特に立つこと、歩くことが重要になってきます。

身体の質を変えるとは、いつも同じことを書いていますが、脱力により全身に重さ(重力)が通った身体になることです。全身が重さと化したら、どんな姿勢、どんな打ち方でも、強大な威力を伴った突きを放つことが可能になると私は考えています。

ただしこれも何度も書いていることですが、そうなるのには時間、期間がとてもかかるのです。上記に上げた他流儀の方法の方が効率よく威力を向上させることが出来ると思います。

私も何でこの方法(立つこと、歩くこと)を選択したのか疑問に思ったこともありますが、自分の歩んできた武術人生の結果そうなったので、それはそれでよいと今は思っています。

今回は打撃について書きましたが、空体道のすべての核心も立つこと、歩くことにあるのです。

会員さんもそのことを念頭において一人稽古に励んで下さいね。





posted by ロン at 17:45| 日記