空体道の脱力を身につけるのには長い時間、長い期間、長い年月が必要になります。
身体を鍛え上げる武術、武道もやはり長い長い鍛錬の時間が必要だと思います。空体道の脱力も同じように、いやもしかしたらそれ以上に時がかかるやも知れません。
だから教室や自主練の時間だけでは足りないのです。常日頃から脱力に取り組む必要があります。
そんなに難しいことではありません。
コップを持ち上げる時・・・今、肩や腕の力は抜けているのか?
ドアを押す、引く時・・・今、緊張している部位はないか?
歩いている時・・・今、腕や脚にが入っていないか?
こんな風に日常から自分の身体と会話する調子で、脱力の感覚を探っていくのです。
教室、自主練、常日頃のチェツク。その繰り返し繰り返しで、少しずつ少しずつ脱力の感覚が育っていくのです。
その脱力への取り組みの時間、期間、年月をを苦痛と感じるか、楽しいと感じるか・・・
私は当たり前ですが、楽しくて楽しくたまりません。62歳になってもまだまだ自分が進歩、進化出来る可能性が本当に嬉しいからです。
会員の皆さんも私と同じような気持ちでいてくれたなら嬉しい限りです。
2021年12月03日
全身
私が会員さんの突きを手で上から軽く払うだけで、会員さんを崩したり、投げたりする時の意識のお話です。
私は自分の手(腕)で会員さんを何とかしようと思うことはありません。
手(腕)の重さは片腕で3キロ前後。
しっかり抵抗する相手の場合、3キロの重さではよほどタイミングが良くなければ、崩すこと、投げることは難しいのです。動きの決まっている対練なら可能性はありますが、相手が何をするか分からない自由組み手で、そのタイミングを合わせることは至難と言えるかもしれません。
だから私はいつも手(腕)ではなく全身の重さで会員さんを崩す、投げると思うようにしています。なので自分の手や腕にはあまり意識は向いてはいません。それより頭から足裏方向(重力方向)に意識が向くようになっているようです。
そんな意識状態に自然になるためには、日常生活から重力と調和して、頭から足裏に全身全ての重さが落ち続けていると思うことが大切です。毎日つねに思っていることによって、意識はより自然なものとなってきます。
これは意識だけの問題ですから、日常生活(仕事でも)にそんなに差し障りはないと思います。
会員の皆さんも試してみてはいかがでしょうか。
私は自分の手(腕)で会員さんを何とかしようと思うことはありません。
手(腕)の重さは片腕で3キロ前後。
しっかり抵抗する相手の場合、3キロの重さではよほどタイミングが良くなければ、崩すこと、投げることは難しいのです。動きの決まっている対練なら可能性はありますが、相手が何をするか分からない自由組み手で、そのタイミングを合わせることは至難と言えるかもしれません。
だから私はいつも手(腕)ではなく全身の重さで会員さんを崩す、投げると思うようにしています。なので自分の手や腕にはあまり意識は向いてはいません。それより頭から足裏方向(重力方向)に意識が向くようになっているようです。
そんな意識状態に自然になるためには、日常生活から重力と調和して、頭から足裏に全身全ての重さが落ち続けていると思うことが大切です。毎日つねに思っていることによって、意識はより自然なものとなってきます。
これは意識だけの問題ですから、日常生活(仕事でも)にそんなに差し障りはないと思います。
会員の皆さんも試してみてはいかがでしょうか。
posted by ロン at 16:20| 日記