2022年05月05日

突きについて

今回は空体道の突きについてのお話です。

空体道の稽古を続け、ある程度力が抜けた身体になれば、それなりに威力がある突き打てるようになります。

でもそれなりの威力ではだめなのです。体格も年齢も性別も超越した武術を目指すのであれば、突きの威力もそれなりではなく、超絶レベルの威力が必要だと私は思っています。

空体道の突きの稽古は、接近戦での戦いを想定していますので、突きの途中まではゆっくり突き、腕が伸びきる手前の段階で素早く突きます。いわゆる寸勁的な突きも考慮した突き方となっているのです。


その突きは、一見手打ちのように見えますが、手打ちのように見えて、実は手打ちではありません。全身を使っています。さらに言うなら全身の重さを使って突きを繰り出しているのです。

全身の重さを使って、当たる瞬間に爆発させるように打ち出す。これが空体道の理想とする突きです。

そのためには突きの稽古はもちろん重要ですが、その土台になる身体の安定が何より大切になります。

毎度のことですが、全身の重さが足裏まで落ちて、全身に重力が通った身体の安定があって初めて、身体すべての重さの詰まった超絶的な威力の突きが生まれるのです。

で、私がこの理想とする突きを体現出来るのかと言えば・・・まだまだ未熟。せいぜい30パーセンぐらいの威力でしょうか。

そしていつの日か100パーセントの突きが放てるようになった時、逆説的ですが、突かなくても相手を制する境地にたどり着いているのかもしれません。
posted by ロン at 15:53| 日記