空体道は脱力の武術ですが、筋肉の働きについても重視しています。
空体道での筋肉についての考えは、脱力により全身に重さ(重力)を通し、全身に通った重さによって、全身の筋力を統一(強調)させて働かせることです。
ここで大切なのは、筋肉を統一させて働かせるために、筋肉の働きを意識しないと言う点です。
あくまで空体道では脱力により、全身に重さが通ったことによって、自然に筋肉が統一されて働くと考えているので、すべきことはあくまで全身の力を抜くことだけなのです。
力を抜くことによって、意図せずに全身の筋肉が協調、連結されて、自然に働くこと。これが空体道の筋肉に対しての考えなのです。
なので筋肉の働きはとても大切ではありますが、会員さんは筋肉に関して何も意識せず、ひたすら脱力に取り組んで下さいね。
2022年07月25日
下半身について
今回は下半身についてのお話です。
空体道においては、下半身をどう動かすか(股関節や膝の動き)よりも、まずいかに下半身を安定させるのかが大切になります。
下半身の安定なしに、股関節や膝の操作をおこなっても、身体が歪んでしまい、重さが止まったり、漏れたりしてしまい相手に伝わることはありません。
なので会員さんはどう下半身を使うかではなく、どう下半身を安定させるかに意識を向けてください。
空体道では下半身は重さによって安定させます。脱力し重さを足裏まで落とすことによって、不動の下半身を作り上げていきます。
とは言え会員さんの多くは足裏まで重さが落ちている段階には達していませんので、とりあえず下半身をあまり動かさずに重さを伝える意識を持つとよいでしょう。
特に膝の過剰な動きは重さを漏らす要因となりやすいので注意が必要です。
空体道においては、下半身をどう動かすか(股関節や膝の動き)よりも、まずいかに下半身を安定させるのかが大切になります。
下半身の安定なしに、股関節や膝の操作をおこなっても、身体が歪んでしまい、重さが止まったり、漏れたりしてしまい相手に伝わることはありません。
なので会員さんはどう下半身を使うかではなく、どう下半身を安定させるかに意識を向けてください。
空体道では下半身は重さによって安定させます。脱力し重さを足裏まで落とすことによって、不動の下半身を作り上げていきます。
とは言え会員さんの多くは足裏まで重さが落ちている段階には達していませんので、とりあえず下半身をあまり動かさずに重さを伝える意識を持つとよいでしょう。
特に膝の過剰な動きは重さを漏らす要因となりやすいので注意が必要です。
posted by ロン at 19:30| 日記
感覚
基本にしろ型にしろ技にしろ、会員さんに私の動きをいくらでも見せることは出来ます。
しかしその動きに存在する私と身体の内面の感覚はどうやっても見せることは出来ません。まあ、当たり前と言ったら当たり前ですよね。何せ感覚の問題なのですから。
だからその感覚を伝えるためには、会員さんに私の技(打撃技、崩し技、投げ技等)を体験させる以外に方法はないと思っています。よほどの天才でもないかぎり、映像や言葉でその感覚をつかむことは難しいのです。
だから会員さんは私との体験を大切にしてほしいのです。何度も何度も何度も体験し、それを頭ではなく、身体で理解するのです。
形も理論のもちろん大切ではありますが、空体道においては体験こそ上達の近道なのです。
しかしその動きに存在する私と身体の内面の感覚はどうやっても見せることは出来ません。まあ、当たり前と言ったら当たり前ですよね。何せ感覚の問題なのですから。
だからその感覚を伝えるためには、会員さんに私の技(打撃技、崩し技、投げ技等)を体験させる以外に方法はないと思っています。よほどの天才でもないかぎり、映像や言葉でその感覚をつかむことは難しいのです。
だから会員さんは私との体験を大切にしてほしいのです。何度も何度も何度も体験し、それを頭ではなく、身体で理解するのです。
形も理論のもちろん大切ではありますが、空体道においては体験こそ上達の近道なのです。
posted by ロン at 11:49| 日記
2022年07月23日
重さを通すには
空体道の身体の質の核である、全身に重さ(重力)を通すための方法について書いてみようと思います。
まず第一に、立禅です。じっと立ち続けること(空体道の場合は、平行立ち、後屈立ち、前屈立ちの立禅)によって次第に全身に重さが通るようになってきます。
第二に、その場での重心移動です。ゆっくりその場で重心を移動(空体道の場合は、上下法、前後法、左右法、回転法)を繰り返すことによって、全身に重さが通るようになってきます。
第三に、歩行法です。静止を伴いながら、ゆっくりゆっくり歩を進めること(空体道の場合は、前進歩、後退歩)によって、全身に重さが通るようになってきます。空体道ではこの三つの方法で全身に重さ(重力)を通していきます。
そして一旦重さが通れば、よほどのことがない限り、その後に重さが通らなくなることはありません。非可逆的なのです。
ただし、重さが通るようになるには、とても長い期間(年月)が必要になります。数年では本当の意味で重さは通ることはまずありません。十年、十数年、あるいは数十年かかるかもしれません・・・
なので空体道で全身に重さを通すためには、若さ、体格、身体能力等はあまり重要ではなく、長きに渡って地味で単純なことを繰り返すことの出来る忍耐力だけが必要なのかもしれませんね。
ちなみに忍耐力は私にはありません(笑) でもそんな地味で単純な稽古がなぜかとても心地良く感じられるので、長く続けられるのです。変態気質でしょうか(笑)
まず第一に、立禅です。じっと立ち続けること(空体道の場合は、平行立ち、後屈立ち、前屈立ちの立禅)によって次第に全身に重さが通るようになってきます。
第二に、その場での重心移動です。ゆっくりその場で重心を移動(空体道の場合は、上下法、前後法、左右法、回転法)を繰り返すことによって、全身に重さが通るようになってきます。
第三に、歩行法です。静止を伴いながら、ゆっくりゆっくり歩を進めること(空体道の場合は、前進歩、後退歩)によって、全身に重さが通るようになってきます。空体道ではこの三つの方法で全身に重さ(重力)を通していきます。
そして一旦重さが通れば、よほどのことがない限り、その後に重さが通らなくなることはありません。非可逆的なのです。
ただし、重さが通るようになるには、とても長い期間(年月)が必要になります。数年では本当の意味で重さは通ることはまずありません。十年、十数年、あるいは数十年かかるかもしれません・・・
なので空体道で全身に重さを通すためには、若さ、体格、身体能力等はあまり重要ではなく、長きに渡って地味で単純なことを繰り返すことの出来る忍耐力だけが必要なのかもしれませんね。
ちなみに忍耐力は私にはありません(笑) でもそんな地味で単純な稽古がなぜかとても心地良く感じられるので、長く続けられるのです。変態気質でしょうか(笑)
posted by ロン at 14:08| 日記
2022年07月22日
在るべき姿
未熟ながら空体道を創始してから、自分の将来の在るべき姿が明確になってきました。
空体道の稽古を続けた結果、いつか在るべき自分の姿・・・
一言で脱力の武術と言っても、その思い描く理想とする姿によって、同じ脱力の武術とは思えないほど、身体の質は異なると私は思っています。
空体道の在るべき姿とは、脱力により、全身に重さが通り、重力と調和した姿です。その姿を統一体と呼びます。
全身が重さによって一つにまとまり、統一された重さ(重力)によって、触れた瞬間、相手を制してしまう武術・・・
ほんの少しだけですが、そんな在るべき姿を会員さんに示すことが出来ます。なので会員さんは私との対練や組手を通して、自分の将来の在るべき姿を思い描き、稽古に励んでほしいと願っています。
空体道の稽古を続けた結果、いつか在るべき自分の姿・・・
一言で脱力の武術と言っても、その思い描く理想とする姿によって、同じ脱力の武術とは思えないほど、身体の質は異なると私は思っています。
空体道の在るべき姿とは、脱力により、全身に重さが通り、重力と調和した姿です。その姿を統一体と呼びます。
全身が重さによって一つにまとまり、統一された重さ(重力)によって、触れた瞬間、相手を制してしまう武術・・・
ほんの少しだけですが、そんな在るべき姿を会員さんに示すことが出来ます。なので会員さんは私との対練や組手を通して、自分の将来の在るべき姿を思い描き、稽古に励んでほしいと願っています。
posted by ロン at 10:47| 日記