2022年08月23日

ただ落ちるだけ

空体道を極論すれば、ただ落ちるだけの武術と言えるかもしれません。

重力と調和して、全身の重さを足裏まで落とす武術で、それ以外の身体の質は必要ない武術なのです。

落ちる重さ、そして反作用(地面からの効力)によって自然に上がってくる重さ、これが空体道の力の源なのです。

上下の重さによって立ち、上下の重さによって動き、上下の重さで戦う・・・私の創始した空体道はそんな武術です。

なので会員さんは、難しことや複雑なことを考えず、いかに重さを落とすか(脱力)だけに意識を向けて、稽古していけば、いつか本当の意味での重日が訪れると私は思っています。

会員の皆さんへは方便として色々なアドバイスをしていますが、根本は重さを落とすこと、ただこれだけなのです。
posted by ロン at 16:07| 日記

2022年08月22日

卵が先か・・・

空体道では姿勢の絶対安定が欠かせません。平行立ち、前屈立ち、後屈立ち、この三つの立ち方で、徹底的に姿勢の安定を図っていきます。

ここで面白いのは、姿勢と脱力との関係性です。

脱力が進むと姿勢は安定する・・・姿勢が安定すると脱力が進む・・・脱力が姿勢の安定を促し、姿勢の安定が脱力を促す。

何というか、卵が先か鶏が先か的な感じですね。

なので空体道では、平行立ち、前屈立ち、後屈立ちの立つ稽古である、立禅法、重心法、歩行法がとても重要になってくるのです。

この姿勢の安定なくして、空体道の本質に迫ることは出来ません。この点を会員さんは忘れないようにしましょう。

posted by ロン at 17:46| 日記

2022年08月20日

ボディ剛性

私は車にそんなには詳しくないですが、ボディ剛性の高い車、との表現があります。

ボディがしっかりしている車は、走行中にボディがたわんだり、ねじれたりしないので、安心して、楽しく、スポーティに走れるようです。そのしっかり度合いをボディ剛性が高いと言うようです。

このボディ剛性の高さは、武術にも当てはまると思っています。

どんな状況、どんな体勢でも、身体がしっかり安定していることは、とても大切なことで、各流派、各門派で、そのボディ剛性を高めるための様々な方法(稽古法)が研究、確立されていることでしょう。

空体道では脱力によって、ボディ剛性を高める手段を採用しています。

「脱力と剛性・・・何かしっくりこないような・・・」と思われる会員さんもいらっしゃるかもしれませんね。

しかし脱力によって全身に重さ(重力)が通った身体の剛性(統一感)は相当なレベルに達することが出来るのです。それを私は保証出来ます。

なのでこれからも安心して、脱力によってボディ剛性を高め続けていきましょう。



posted by ロン at 16:23| 日記

2022年08月19日

参考動画

前回、つねに上半身が下半身に乗っかっていて、つね下半身が地面に乗っかっている、と会員さんに説明しましたが、その状態は姿勢の安定につながり、自身の重さを最大限に活用することが出来るのです。

前にアップした動画ですが、重さによる安定を説明していますので、会員さんは再度参考にしてください。

https://www.youtube.com/watch?v=nSfmxDkGY54&t=4s








posted by ロン at 16:21| 日記

2022年08月18日

乗っかっている

空体道の身体の感覚で大切なことの一つに、上半身は下半身に乗っかっていて、下半身は地面に乗っかっている、があります。

要は全身の力が抜けているとそんな感覚を覚えると言うことなのですが、そう簡単にはいかないもの事実です。

会員さんの対練や組手を見ていると、手や腕の動きに上半身が引っ張られて、下半身から離れてしまったり、また下半身が力んで地面に乗っかることが出来ずに浮いてしまうことがよく見受けられます。

つねに上半身は下半身に乗っかっていて、下半身は地面に乗っかっている状態でいないと、相手に全身の重さを伝えることは難しくなります。

技(対練)を覚えることも、戦い(組手)を覚えることも大切ですが、その前に自分の身体の状態がどうであるかを確認することも大切なことです。

会員さんはそこのところをしっかり認識して稽古に臨んで下さいね。

posted by ロン at 23:55| 日記