2022年08月29日

無心と無身

無心(むしん)と無身(むしん)は空体道にとって大切な言葉です。

今回は無心と無身という言葉について若干の説明したいと思います。

無心・・・自分の動きに囚われたり、相手の動きに囚われたり、つねに心が揺れ動くことがあっては、学んだ動き、学んだ技を表現することは出来ません。難しいことですが、無駄に考えることを止め、静かな心を持って、自分にそして相手にただ向き合うことが大切なのです。

無身・・・身体をどのように使うとか、あるいは使わないとか、いつでも「私」という意識で身体をコントロールしようとすると、動きに作為が入り、その動きは機械的で、ギクシャクしたものになってしまいます。身体を余計な「私」という意識で満たすことなく、身体の中を空にするのです。そして身体そのものに「私」をゆだね、あずけることによって、身体本来が持っている素晴らしい能力を引き出すことが出来るのです。

まあ、結局どらちも同じような説明になってしまいましたが(笑)、以上が空体道の無心と無身の簡単な説明です。
posted by ロン at 20:55| 日記