会員の皆さんは、私の重さによる威力をいつも体験しているので、私を達人と思っているかも知れませんが、とんでもない誤解です。
私はいつも「あ〜全然だめだ」と「ちっとも進歩していない」とか愚痴を言いながら一人稽古をしているのです。達人なんてとてもとても・・・
これはあくまで感覚的なお話として聞いて下さい。私の内面感覚として、筋力によって立つことと、重さによって立つことと言う二つの感覚があり、私は後者の重さによって立つことを目指しているのです。
この二つはどう違うの?と思う会員さんがいると思います。一つ例を挙げるとしたら、高齢になって筋力がかなり衰えても、重さで立っている人は相手に全力で押されたとしてもびくともしないような安定性を持っていることでしょう。
それは筋力ではなく重さ、重力が身体を支えているからです。私はそう思っています。
私も会員さんにかなりの力で押されても安定感を失うことはありませんが、それでもまだまだ不十分なのです。重さでも立っていますが、筋肉の助けもまだまだ借りて立っているのが自分で分かるからです。
あともう少しとの感覚もあるのですが、中々その先には進めません。だから未熟なのです。
という訳で上記のような愚痴をこぼしながら、一人稽古に取り組む日々なのです。まあ、愚痴っていますが、そんな一人稽古が大好きでもあります。
内家拳の影響
私の創始した空体道はそれまで学んだ、そして研究した武術、武道の要素から構築されています。その中でも内家三拳とも呼ばれる、太極拳、八卦掌、形意拳の影響がとても強く反映されています。
なので空体道の型はゆっくりと(太極拳)、歩みを重視して(八卦掌)、簡素で無駄のない(形意拳)動きとになっています。しいて言うなら特に形意拳の影響が強いかもしれません。
よく内家三拳は使えないとの批判がありますが、私としてはそれはイエスでありノーでもあります。内家三拳は使えないのではなく、本当に使えるようになるには長い年月が必要なだけです。もちろん健康目的で一人型しか稽古しないのであれば、無論使えるようになるとは思えませんが、型、対練、そして組手としっかり体系されている内家三拳はとても奥深く、非常に素晴らしい武術であると確信しています。
ただ本当に使える老師が他武術、他武道にくらべ、少ないのが難点と言えば難点かも知れません・・・
私は幸いにも最初からとてつもない実戦力の内家拳の老師の元で学ぶことが出来ましたし、独立後も自派の散打(組手)の全国大会、世界大会で何度も優勝経験のある内家拳の師範と友人になり、幾度となく交流組手を経験することが出来ましたので、内家拳の実力に対しては疑問を持つことはありませんでした。
またその確信は、空手道、ボクシング、キックボクシング等の方々との交流組手、スパーリングを通してさらに確固たるものとなりました。
そんな内家拳から生まれたのが空体道です。何も空体道が最高とか、最強とかいう訳ではありません。そんな不遜な気持ちはありませんし、空体道はたくさんある武術、武道の中の一つと言った認識しか思っていません。
ただ母体となった内家三拳の名を汚すようなことはしたくないので、これからも未熟なりに、ただひたすら自分の武術を高められるように精進したいと思っているだけなのです。
そんな自分の子どのような空体道を会員さんたちが楽しんでくれたらこれに代わる喜びはありません!
なので空体道の型はゆっくりと(太極拳)、歩みを重視して(八卦掌)、簡素で無駄のない(形意拳)動きとになっています。しいて言うなら特に形意拳の影響が強いかもしれません。
よく内家三拳は使えないとの批判がありますが、私としてはそれはイエスでありノーでもあります。内家三拳は使えないのではなく、本当に使えるようになるには長い年月が必要なだけです。もちろん健康目的で一人型しか稽古しないのであれば、無論使えるようになるとは思えませんが、型、対練、そして組手としっかり体系されている内家三拳はとても奥深く、非常に素晴らしい武術であると確信しています。
ただ本当に使える老師が他武術、他武道にくらべ、少ないのが難点と言えば難点かも知れません・・・
私は幸いにも最初からとてつもない実戦力の内家拳の老師の元で学ぶことが出来ましたし、独立後も自派の散打(組手)の全国大会、世界大会で何度も優勝経験のある内家拳の師範と友人になり、幾度となく交流組手を経験することが出来ましたので、内家拳の実力に対しては疑問を持つことはありませんでした。
またその確信は、空手道、ボクシング、キックボクシング等の方々との交流組手、スパーリングを通してさらに確固たるものとなりました。
そんな内家拳から生まれたのが空体道です。何も空体道が最高とか、最強とかいう訳ではありません。そんな不遜な気持ちはありませんし、空体道はたくさんある武術、武道の中の一つと言った認識しか思っていません。
ただ母体となった内家三拳の名を汚すようなことはしたくないので、これからも未熟なりに、ただひたすら自分の武術を高められるように精進したいと思っているだけなのです。
そんな自分の子どのような空体道を会員さんたちが楽しんでくれたらこれに代わる喜びはありません!
posted by ロン at 12:37| 日記