これも会員さんによく話していることですが、私は便宜上重さを伝えると発言していますが、正確には重さを伝えるではく、重さが伝わるが練精会では正しい表現になります。
重さを伝えると言う言葉には、自分が何かをして重さを発するとのニュアンスを感じますが、重さが伝わると言う言葉だと、自分が何もしなくてもかってに重さが発せられるとのニュアンスがあるように思っています。
会員さんへ分かりやすく説明すると、力が抜け重さが頭から足裏まで落ち。全身に重力が通った身体になれば、ただ自然に相手に触れるだけで全ての重さが伝わるようになるので、何か特殊な操作をする必要が無くなるのです。
もちろん特殊な操作を否定しているかけではなく、あくまで練精会の武術としてのお話なので、その点を会員さんは誤解しないようにして下さいね。
なので自分が重さを伝えるという意識を捨てて、本当の意味で力が抜けたなら重さはかってに伝わるんだ、と言う意識を持って対練や組手に臨んでほしいと思っています。
結果を求めない方が結果が得られる。これが練精会武術の大きなポイントも一つなのです。
2023年02月08日
伝えるではなく・・・
posted by ロン at 20:14| 日記