2023年03月30日

シン仮面ライダー

映画シン仮面ライダーを今週観に行く予定です。

私は大学生の時のアルバイトで、特撮ヒーローショー(遊園地、デパートの屋上、スーパーの店頭等)のスーツアクターをやっていたこともあって、シン仮面ライダーに興味津々なのです。

私が演じたヒーローは、サンバルカン、ゴーグルファイブ、ギャバンが中心でしたが(もちろん主役キャラに入っていました。えへん)後、ウルトラマンにも入りましたし、珍しいところでは巨大ロボ(3メーターぐらいあり、転んだらえらい目にあってしまうので恐怖でした)ガイキングにも入ったことがあります。

自分が演じた中ではギャバンがお気に入りだったのですが、仮面ライダーには入ったことがなかったのです。実は一番やりたかったのが仮面ライダーなのですが、その機会がなく本当に残念でした。

ちなみに児童施設のチャリティーショーで仮面ライダーではなく、戦闘員に入ったことが一度だけあります。その時は楽しくて大声で何度も「イーッ」と叫んで子供だちを怖がらせていました。

ヒーローショーの仲間は大学で武道を修行していた方が多かったので、アクションは本家のテレビ顔負けの迫力だったと思いますし、ちゃんとバック転、バック宙も皆(もちろん私も)こなしていました。とても懐かしい思い出です。

で、シン仮面ライダー、何やら賛否両論あるようですが、ヒーローショー時代の昔に戻って楽しめたらと思っています。


posted by ロン at 13:44| 日記

2023年03月29日

頭が上がない

私が本格的に中国武術を学ばせていただいた老師のおかげで、自分の武術の実力に思いあがることは一生ないと思っています。

本当に老師の実戦力の凄まじいさは桁違いでした。稽古中での凄まじい強さは無論の事、稽古後にたまに話される数々の他流試合の凄まじさ、そして路上での実戦の凄まじさを聞くにおよんで老師のように自分が生きたら、自分なんかは何十回死んでいるのかわからないと心底驚嘆したものです。

ちなみにネットなのでは、私から見てう〜んと思える実力の人が、他人のやっていることを批判して、俺は強い、俺はすごい、とか言っている動画や文章を目にすると、何んだか情けなくなってしまいます。他派のやっていることを批判している暇があったらもっと稽古したほうが良いのにと正直思ってしまいます。武術は思いあがったら終わってしまいます。

私は老師から独立して23年ほど経っていて、老師はもう日本には居らっしゃいませんので、今後会うことはないかもしれません。

でも自分なりに武術がどんなに成長、進歩、向上しても、いつでも「まだまだ甘い、未熟」と老師から頭を押さえられているような気がして、思いあがりたくても、あがることなんかは出来る訳がありません。武術を学び始めて、すぐ調子に乗りたがる私の頭を超絶な実力でぐいと抑えてくださった老師には本当に感謝の気持ちしかありません。

一生頭があがらない私ですが、これからも一生かけて武術の追求、探求を続けていきたいと思っています。




posted by ロン at 16:12| 日記

2023年03月28日

通る

練精会ではまっすぐの姿勢が重要です。

まっすぐの姿勢は重力方向と協調した立ち方だからです。

なのでまっすぐの姿勢のまま全身の力を抜くことによって、全身に重力(重さ)が通るようになるのです。

そして全身に重力が通った身体の質になれば、姿勢はあまり関係なくなります。たまに私が座ったまま、あるいは寝転がった状態で会員さんを崩したり、投げたり出来るのはそのためです。まあ、今はあくまで対練レベルの技ですが、より重力が通れば実際の攻防でも座った状態、寝ころんだ状態でも相手を投げることが出来るようになるのでしょう。

でも会員さんは重力がまだ通る段階ではありませんから、基本、型、対練、そして組手でもまっすぐの意識を持ち続ける必要があります。それが身体に重力を通すための条件なのです。

ただし意識が強すぎて力んだまっすぐであれば何の効果もありません。あくまで身体をゆるめた状態でのまっすぐの意識なのです。

そのための最適な稽古法は立禅です。そこからすべてが始まるのですから。
posted by ロン at 09:03| 日記

2023年03月27日

近道

練精会武術において身体の力を抜く要訣、秘訣、秘伝はありません。

ただひたすら長い年月の稽古を通じて自然に体得するものなのです。

ただワンポイント、一瞬なら力を抜く方法はあります。私が稽古で方便として話している内容がそれです。でも一瞬力が抜けたぐらいでは、対練では上手くいくこともありますが、自由攻防の組手では何の役にも立ちません。ましてや実際の戦いにおいては論外です。

練精会の脱力とは稽古のすべてにおいて(基本、型、対練、組手)、日常生活すべてにおいて(立つ、歩く、動く)、危機的状況すべてにおいて(襲われた際の護身術)身体の力が抜けていることなのです。

その意味においては私もまだまだ不十分です。でも不十分だから稽古のし甲斐もあるし、不十分は伸びしろなのです。これからまだまだ進歩、向上が望めると言うことです。

先生の私でこうですから、会員さんは全員無限の可能性の塊です。

とにかく稽古、稽古、稽古、ただそれだけです。稽古の有効性は未熟なりに私が会員さんに体験させているはずです。練精会に近道はありません。

これからも練精会を信じて、私を信じて、そして何より自分の可能性を信じて稽古にのぞんで下さい。

posted by ロン at 11:49| 日記

2023年03月25日

狭い道

練精会武術の道は万人向けではなく、狭い道だと思っています。

円転太極拳を型だけ学び、健康に役立てたいと思っても、もちろん型は教えますが、稽古の半分の時間は対練、組手になります。対練は推手もおこないますが、打撃や投げの対練がどちらかと言えば中心で、当然受け身の技術も必要になります。また強いダメージを与えない範囲の組手ですが、基本ノールールなので、かなり戸惑われると思います。

空体道でとにかく強くなりたいと思っても、基本、型はもちろん、対練、組手でも徹底的に脱力を求められますし、対練で力任せに技が出来たとしてもいっさい認められず、また組手も同様で力任せの組手をしたら、厳しく注意を与えられます。

健康目的で来たら 対練や組手があり、(最初は)疲れるし、怖さも感じる・・・また強さ目的で来たら力まかせの強さは否定され注意されるし、力を抜こうとすればするほどどんどん弱くなっていくように感じる・・・

以上から練精会武術の道は狭い道なのです。型(健康)だけでもだめ、組手(強さ)だけでもだめ。なので表演の大会、組手の大会も開きませんし、他派の大会の出場予定もありません。

練精会の道はある意味とても中途半端な道なのかもしれません。でもそれが私の理想とする武術の道なのでそれで良いと思っているのです。

昔、表演の大会で楊式太極拳の部で北海道一位になったこともありますし、東京や北海道の組手大会で後れを取ったこともありません。なので型や組手の大切さも十分理解しているつもりです。

でも型だけ覚えたい人、すぐに強くなりたい人が見学に来られたら、まず上記のことを話しそれでも学びたいと言う人だけ受け入れるようにしています。

なぜなら私は一生稽古を通じて(ここが一番大切)、身体の秘められた可能性を追求、探求する人と稽古したいからです。狭い道ですが、会員さんがその道を私と共に歩んでくれるのを願っています。

まあ、単に私が変人だけってことなのですが・・・(笑)
posted by ロン at 20:41| 日記