練精会武術では身体が元々もっている素材の可能性を引き出すことを目的としています。
そのため基本的には身体を鍛える、身体を強くする、等の発想はあまりありません。もちろん身体を鍛えて武術的能力の向上を図ることも正しい方法だと思っています。否定する気持ちはまったくありません。あくまで発想の違いだと会員さんは認識してくださいね。
これはあくまで私の感覚的な数値ですが、会員さん身体の元々持っている能力の数値が10だとしたら、現在は1か2ぐらいし使えてないように思います。多分私でも3か良くて4ぐらいかな。それほど元々もっている能力の可能性は高いのです。
脱力の稽古によって・・・その動きに必要な筋力が協調、連動して働くことが可能になる。骨格バランスが整い、必要最低限の筋力で立つ、動くことが可能になる。身体に重力が通り、全身すべての重さを使うことが可能になる・・・
なので会員さんは歳だからとか、運動神経鈍いからとか、小柄だからからとか、女性だからとか、と言う理由で武術の向上を諦める必要はまったくないのです。もちろん長い年月を必要としますが、脱力の稽古を長年続けることによって、身体が元々持っている可能性を引き出すことは誰もが可能だと私は信じています。
ただし何度も言いますが、時間(年月は)そうとうかかります。ローマは1日にして成らず、です。気長に稽古に取り組むことです。ほんの一生・・・
2023年03月22日
詰まり
投げの対練で、相手の抵抗にあって中々技が決まらない会員さんの背中やハムストリングを私がさすってやると、途端に技がかかるようになる理由を説明しましょう。
私には会員さんの重さの流れがどこで詰まっているのかだいたい分かるのです。その多くは身体背面の詰まりです。人は身体前面(顔、胸、腹、太もも等)に意識が集まりがちで、反面への意識が非常に薄いのです。
なので意識の薄い背面に重さが流れているのか、詰まっているのかを感覚でとらえることが出来ません。そこで私が背中や腰、ハムストリング等の背面をさすってあげると、やっと背面に意識が通り、意識と一緒に詰まりも取れ、重さが流れるようになって相手に技がかかるようになるのです。
陰陽一体。陽(身体全面)だけではなく、陰(身体背面)も同じように意識することが大切なのです。
ただし、意識しすぎるとかえって力みが生じてしまうので、あくまでさらっと意識するだけでよいと思います。そして本当の意味で身体の力が抜けたなら、その背面への意識もいらなくなるのです。
私には会員さんの重さの流れがどこで詰まっているのかだいたい分かるのです。その多くは身体背面の詰まりです。人は身体前面(顔、胸、腹、太もも等)に意識が集まりがちで、反面への意識が非常に薄いのです。
なので意識の薄い背面に重さが流れているのか、詰まっているのかを感覚でとらえることが出来ません。そこで私が背中や腰、ハムストリング等の背面をさすってあげると、やっと背面に意識が通り、意識と一緒に詰まりも取れ、重さが流れるようになって相手に技がかかるようになるのです。
陰陽一体。陽(身体全面)だけではなく、陰(身体背面)も同じように意識することが大切なのです。
ただし、意識しすぎるとかえって力みが生じてしまうので、あくまでさらっと意識するだけでよいと思います。そして本当の意味で身体の力が抜けたなら、その背面への意識もいらなくなるのです。
posted by ロン at 20:22| 日記
2023年03月21日
足裏重心
練精会武術での足裏の重心についてのお話です。
足裏土踏まずのやや後方。ここが練精会武術の足裏の重心になります。
何故ここかと言うと、つま先重心だと、太腿等の足の筋肉に力が入りやすく、踵まで重心が後ろすぎると、バランスが崩れる恐れがあるからです。
土踏まずのやや後方に重心があることによって、足腰が緊張せず、前後左右どの方向にも動けるニュートラルな立ち位置を取ることが出来ると私は考えています。
これは武術に限らず、日常生活の立ち方、歩き方にも良い効果を生むと思います。会員さんはまず立禅から自分の足裏重心がどこにあるのかチェックすると良いでしょう。
足裏土踏まずのやや後方。ここが練精会武術の足裏の重心になります。
何故ここかと言うと、つま先重心だと、太腿等の足の筋肉に力が入りやすく、踵まで重心が後ろすぎると、バランスが崩れる恐れがあるからです。
土踏まずのやや後方に重心があることによって、足腰が緊張せず、前後左右どの方向にも動けるニュートラルな立ち位置を取ることが出来ると私は考えています。
これは武術に限らず、日常生活の立ち方、歩き方にも良い効果を生むと思います。会員さんはまず立禅から自分の足裏重心がどこにあるのかチェックすると良いでしょう。
posted by ロン at 19:41| 日記
2023年03月20日
日々継続
武術的に身体の力を抜くこと、緩めることには長い期間が必要になります。
私の言う武術的にとは、本気で抵抗する相手に対して力まずに技をかけられるレベル、また力まずに戦えるレベルです。
そのレベルに至るには週一回、二回の教室での稽古ではとても間に合いません。日々継続する脱力の稽古が必要になるのです。
そのための最初の一歩は練精会の基本の中の腕振り、足振り、腰伸ばし、体揺らし、体振りです。これなら頑張る必要なく毎日続けられると思います。時間も5分〜10分程度で済みます。
それに腕振り、足振り、腰伸ばし、体揺らし、体振りすべてを毎日しなくても、どれかを選んで稽古するだけでもちゃんと効果があります。
私はもう癖になっていますので、毎日やらないと歯磨きをしなかったような違和感を感じてしまいます。
ちなみに最初の一歩と言いましたが、このとても簡単でとても楽な、腕振り、足振り、腰伸ばし、体揺らし、体振りですが長年続けていけば、会員さんも驚くような効果があらわれます。
まさに継続は力なり、です。あ、練精会では継続は脱力なり、ですね(笑)
私の言う武術的にとは、本気で抵抗する相手に対して力まずに技をかけられるレベル、また力まずに戦えるレベルです。
そのレベルに至るには週一回、二回の教室での稽古ではとても間に合いません。日々継続する脱力の稽古が必要になるのです。
そのための最初の一歩は練精会の基本の中の腕振り、足振り、腰伸ばし、体揺らし、体振りです。これなら頑張る必要なく毎日続けられると思います。時間も5分〜10分程度で済みます。
それに腕振り、足振り、腰伸ばし、体揺らし、体振りすべてを毎日しなくても、どれかを選んで稽古するだけでもちゃんと効果があります。
私はもう癖になっていますので、毎日やらないと歯磨きをしなかったような違和感を感じてしまいます。
ちなみに最初の一歩と言いましたが、このとても簡単でとても楽な、腕振り、足振り、腰伸ばし、体揺らし、体振りですが長年続けていけば、会員さんも驚くような効果があらわれます。
まさに継続は力なり、です。あ、練精会では継続は脱力なり、ですね(笑)
posted by ロン at 20:18| 日記
2023年03月16日
可能性
練精会の武術、空体道、円転太極拳の一番の目的は、身体の可能性の追求、探求なのです。
もちろん武術ですから護身術としての強さを身につけることも目的としています。しかし第一の目的はやはり身体の可能性の追求、探求なのです。
なぜならそれが私のライフワークでもあるからです。
身体の力が抜ければ、抜けるほど身体の可能性がひらけてくると私は確信しています。私もまだまだ未熟ですが、その可能性を少しは会員さんに示すことは出来ます。
でも可能性はこんなものではありません。年齢も体格も性別も超越した素晴らしい可能性の世界が広大に広がっているのです。なので私はその可能性の入り口をやっと歩き始めたレベルだと思っています。
だから練精会武術の基本、型、対練、組手においてつねに頭の片隅に身体の可能性の追求、探求と言う言葉をおいてほしいのです。護身術としての強さも、身体の健康も、心の平安も、その可能性の中にすべて内包されているのですから。
とにかく身体の力を抜き続けること、身体をゆるめ続けること。練精会武術はそこからすべてが始まるのです。
もちろん武術ですから護身術としての強さを身につけることも目的としています。しかし第一の目的はやはり身体の可能性の追求、探求なのです。
なぜならそれが私のライフワークでもあるからです。
身体の力が抜ければ、抜けるほど身体の可能性がひらけてくると私は確信しています。私もまだまだ未熟ですが、その可能性を少しは会員さんに示すことは出来ます。
でも可能性はこんなものではありません。年齢も体格も性別も超越した素晴らしい可能性の世界が広大に広がっているのです。なので私はその可能性の入り口をやっと歩き始めたレベルだと思っています。
だから練精会武術の基本、型、対練、組手においてつねに頭の片隅に身体の可能性の追求、探求と言う言葉をおいてほしいのです。護身術としての強さも、身体の健康も、心の平安も、その可能性の中にすべて内包されているのですから。
とにかく身体の力を抜き続けること、身体をゆるめ続けること。練精会武術はそこからすべてが始まるのです。
posted by ロン at 16:35| 日記