2023年05月08日

感覚と実際

練精会の求める身体の質を説明する時はつねに感覚的に話すようにしています。

重さを頭から足裏まで落とす・・・全身に重力を通す・・・等々

この点、会員さんは分かりづらいかも知れませんね。もっと実際的に話してほしいと思っているかもしれません。

重さを頭から足裏まで落とすと言ったって、体重計に乗ったら全身の重さが測定されるので、誰もがちゃんと重さは足裏まで落ちているのでは?・・・

全身に重力を通すと言ったって、この地球上に存在するすべては皆等しく重力の影響を受けているから、誰もが身体に重力は通っているのでは?・・・

確かに実際の考えでは上記のような疑問を持っことはある意味当然かも知れませんが、でも感覚的には全然違うのです。

感覚的には会員の皆さんの重さは足裏まで落ちてはいませんし、身体に重力も通ってもいません。更に言えば会員さんは立つことすらもまだ出来てはいないのです。

練精会の武術を深めようとしたら、実際的な教えよりも、あくまで感覚的な教えの方が上手くいくように私は考えています。それは人の身体は解剖学、運動学、生理学では数値化出来ない無限の可能性を有しているからと私は思っているからです。

ただし実際的に教えを大切にしている流儀を批判している訳ではありません。あくまで私個人の妄想的(笑)な思いとしての発言ですので、その点は会員さんは理解して下さい。あくまで練精会としてのお話です。

以上です。これからも私の感覚的な教えを会員さんは同じく感覚的に受け止め、練精会武術を深めていって下さいね。


posted by ロン at 23:27| 日記