2023年06月15日

相手の抵抗圧力

例えば崩し技の対練の時に会員の皆さんは相手の抵抗する力を身体のどこで感じているのでしょうか?(練精会の対練では相手はしっかり抵抗してよいので、技がかかることよりかからないことの方が多いのです)

相手の抵抗圧力を腕や肩で感じている場合であれば、自分より身体が大きく、筋力も強い相手にはまず技がかかることはありません。

次に相手の抵抗圧力を身体の中心で感じられるのであれば、ある程度の体格差、筋力差があっても技はかかるでしょう。

さらに相手の抵抗圧力を足裏で感じられるのではあれば、かなりの体格差、筋力差であっても技はかかるでしょう。

でもさらに先があるのです。

相手の抵抗圧力が足裏を通って地面に流れ、圧力をあまり感じられないのであれば、大人と子供ほどに体格差、筋力差があっても技はかかるでしょう。

さらにさらに先には・・・

全身の力が真に抜けた、重力と一体化した身体なら、抵抗圧力は瞬時に全て相手に返ってしまうので、こちらは圧力を何も感じることなく、まるで相手が自分から崩れてしまったかのように技をかけることが可能となるでしょう。

以上、想像、妄想も含めた対練の5段階の説明でしたが、私の段階は・・・う〜ん、良くても3から4の間ぐらいでしょうか。いや、やっばり3ぐらいかな〜(笑)








posted by ロン at 15:51| 日記

2023年06月06日

変人

練精会武術の核心は身体の力を抜き、重力と調和することで、身体の可能性を最大限に引き出すことにあります。

なので週一回、二回の稽古だけでは身体の力を抜くことは難しいのです。日々の一人稽古が大切です。ただ一人稽古は何も稽古として行わなくてもよいのです。日常生活の合間にちょこっと行うだけでも効果があります。

そのちょこっと練習には基本の腕振り、脚振り、腰伸ばし、体揺すり、体振りの脱力法が最適です。私はもう脱力法は完全に日常化しています。

例えば車を運転している時、信号待ちになれば、ぶらぶら手や腕を振るのが習慣です。また私は古本屋めぐりが好きなのですが、本を探している時にも、半分無意識に腕を振ったり、体を揺すったり、振ったりしています。

さらに今パソコンでこれを書いていますが、椅子に座りながら首をゆすったり、腰をゆらゆら動かしています。

まあ、普通の人が私の動きを見たら、99パーセント変人だと思っていることでしょう。その証拠に古本屋で無意識に脱力法をやっていたら、周りの人がさ〜っといなくなってしまったこともあります(笑)

でも脱力法はノルマとしてやっている訳ではありません。とにかく気持ちがよいので、ついやってしまっているのです。

どうでしょうか。会員の皆さんも私に倣って変人を目指してみませんか(笑)





posted by ロン at 16:17| 日記

2023年06月05日

続けていれば

この昨日の円転太極拳教室で、会員の皆さんに私の腰と下腹に触れてもらい、丹田の拡大、膨張を体験してもらいましたが、これは何も腹や腰、仙骨等を作為的に操作して、私のような丹田を創れと言っている訳ではありません。

空体道にしろ円転太極拳にしろ、稽古を続けているうちに、私のような丹田が自然に形成されると言うことを知ってほしかったのです。だから作為的に腹、腰、仙骨等を操作しようとしてはいけません。ただ稽古を続けるだけでよいのです。なぜならそのように練精会の武術は体系されているからです。

ただアドバイスとしては、特に腰に緊張があるうちは練精会の丹田の形成は難しいと思います。何と言うか腰の脱力が進み、腰が溶けて下にずり落ちるくらいになる必要があるのです。

なので会員の皆さんは、自分腰の状態(力の抜け具合)に着目して稽古するのもよいと思います。
posted by ロン at 15:38| 日記

2023年06月02日

身体を支える

会員の皆さんはつねに筋力で身体を支えています。

まあ当たり前と言えば当たり前のことなのですが、練精会の武術にとっては良くないことなのです。

身体を支えることにエネルギーを消費していては、技を繰り出す際に最大のエネルギーを使うことは出来ないからです。ブレーキとアクセルを同時に踏んでは車がなかなか前に進まないのと同じです。

もちろん鍛え上げられた方や若くて体力がある方はそんなに問題にならないと思いますが、高齢の方、体力の無い方、小柄な女性の方には技をかける際の大きな問題になってしまいます。

例えば崩し技の対練でなかなか上手くいかない会員さんの身体を私が後ろから支えてあげると、突然技がかかるようになるのは、身体を支えることに無駄なエネルギーを使わなくなったからです。

では一人の時に何によって身体を支えれば良いのかと言えば、練精会では全身の力を抜き、筋力ではなく重力で身体を支えることであり、さらには丹田からの膨張力によって内面から身体を支えることなのです。

これによって無駄にエネルギーを浪費することなく、相手に最大の威力を伝えることが可能になると私は思っています。

今回もいつものように妄想的なお話になってしまいましたが、それでも練精会武術にとってはとても大切な感覚として会員さんは理解してください。
posted by ロン at 23:51| 日記

身体を支える

会員の皆さんはつねに筋力で身体を支えています。

まあ当たり前と言えば当たり前のことなのですが、練精会の武術にとっては良くないことなのです。

身体を支えることにエネルギーを消費していては、技を繰り出す際に最大のエネルギーを使うことは出来ないからです。ブレーキとアクセルを同時に踏んでは車がなかなか前に進まないのと同じです。

もちろん鍛え上げられた方や若くて体力がある方はそんなに問題にならないと思いますが、高齢者、体力の無い方、小柄な女性の方には技をかける際の大きな問題になってしまいます。

例えば崩し技の対練でなかなか上手くいかない会員さんの身体を私が後ろから支えてあげると、突然技がかかるようになるのは、身体を支えることに無駄なエネルギーを使わなくなったからです。

では一人の時に何によって身体を支えれば良いのかと言えば、練精会では全身の力を抜き、筋力ではなく重力で身体を支えることであり、さらには丹田からの膨張力によって内面から身体を支えることなのです。

これによって無駄にエネルギーを浪費することなく、相手に最大の威力を伝えることが可能になると私は思っています。

今回もいつものように妄想的なお話になってしまいましたが、それでも練精会武術にとってはとても大切な感覚として会員さんは理解してください。
posted by ロン at 23:49| 日記