2018年08月23日

ただ立つ

練精会では、身体の安定を確かめるために、足を肩幅に開いて(平行立ち)立ち、相手に前から、横から、後ろから押してもらう稽古があります。

相手に押されるときに、押し返して耐えようとか、押してくる力を流して耐えようとか、押してくる力に対して、作為を持って対応しようとしてはいけません。

いろいろ作為を持って圧力に耐えようとしても、ただ足を肩幅に開いただけの立ち方では、よほどの体格差か、筋力差がないかぎり、無理なことは試したらすぐに分かります。

身体の安定を高める方法は、様々にあると思いますが、練精会では、押してくる圧力に対応せず(抵抗せず)、ただ身体の力を抜くことだけに意識を向けるように指導しています。

力が抜けて、重さが足裏に落ちた身体の安定度はかなりのものです。体格差、筋力差があっても簡単には押すことが出来ません(もちろん限界はありますが)

そして本当に力が抜けた身体になれば(私もまだまだ未熟です)、相手は人間と言うより、地球を押しているような感覚をおぼえ、無理に押し続ければ、押している方が自分の力で逆に押されてしまうことになります。

自然体でただ立つ。それは重さが頭から足裏まで落ち、地球と一体化した状態ではないでしょうか。

そんな境地にはほど遠い身ですが、いつかは、と思いながら今日も今日とて、ひたすら力を抜く練習の日々です。
posted by ロン at 17:22| 日記