2018年09月21日

全身をゆっくり

30代のころ、勤めていた会社に二人ボクシングをやっていた方がいました(二人とも元アマチュアの全国レベルだったと記憶しています)

その時の私は形意拳と八卦掌を学んでいて、ボクシングの動きにも興味があったので、お二人にボクシングの話をよく聞きました。また二人も中国武術の動きに興味があったようで、なんとなくスパーリングというか組み手をおこなうことになりました。一時期よくおこなったものです。もちろんガチではなくボクシングで言うところのマススパー(寸止め)です。

ボクサーですから蹴りは慣れていないので、多くは手技だけの組み手になりました。

その時はじめてボクサーのとてつもなく速いパンチを経験しました。私の想像以上のスピードの拳が顔面、ボディーに飛んできました(お一人の方は長身でリーチが長く、マンガ「はじめの一歩」の間柴 了を思わせるようなフリッカージャブを打ってきました。とてもよけにくかったです)またフットワークも早く、中々私の得意の接近戦(ボクシングで言えばクリンチ状態)に持ち込めません。

なるほどこれがボクサーのスピードか、と大変勉強になったのを覚えています。

今の私はもうすぐ59歳。こんな私がボクサーの方と組み手をするとしたらどうするのか・・・まあすることはないのですが、妄想的に書いてみようと思います。

59歳の私にボクサーのようなすばやい動き、反応は出来ません。もともとへたれなので絶対無理です。

だからあえてゆっくり動こうと思います・・・全身すべてをゆっくり等速で動かすのです。

全身を等速で動かすと、その動きはたとえゆっくりでも、相手には自分の空間と私の空間のずれ、あるいは相手の時間と私の時間のずれを感じ、相手には私の動きがこま落としのように速く見えてしまうのです。ちょっと言葉では表現が難しいのですが、なぜかそんな感じになってしまうのです。

そんな全身等速の動きで(ただ散歩のように歩きながら)相手に近づいていく・・・そして全身の重さで相手に接触して・・・妄想全開ですがこんな組み手を想像しました(こう書くと私がボクサーより強いように思われるかもしれませんが、そんなことはありません。あくまで妄想上のことですから、実際は私がボコボコに打たれる確率のほうがかなり高いことははっきり明言させていただきます 笑)

話が長くなってしまいましたが、会員さんに伝えたかったことは、ゆっくり動くことはやり方によっては遅い動きではなくなると言うことです。

だから自分はスローモーだからとか、歳だからとか、諦める必要はありません。あきらめずにコツコツ続けていれば、ちゃんと以前より高みにいけると私は思っています。

今日は空体道の創始三周年記念日です。三周年バンザーイ!
posted by ロン at 16:00| 日記