2018年10月11日

落ち続ける

今日の空体道教室で会員さんとこんな会話がありました。他の会員さんも参考になると思います。

「先生、まだまだ力が抜けていないのですが、力が抜けた感覚はどのようなものなのでしょうか。何と言うか足の裏に重さがどーんと落ちる感覚でしょうか」

「そうですね。えーっと、重さがどーんと落ちる感覚とはちょっと違うようです。重力は常に働いていますよね。だから重さは一回一回どーんと落ちるのではなく、常に落ち続けているのです。例えるなら、頭から滝の水のように常に流れ続けている感覚です」

「はあ、何となく分かるような・・・」

「常に流れ続けている、落ち続けている訳ですから、何かをして(作為的に)どーんと一回一回重さを落とす必要はなくなるのではないでしょうか。そしてその流れ続けている、落ち続けている状態の身体を、通る身体と私は呼んでいます。身体の中を重力が通っているのです」

「なるほど」

「通る身体になるには長い時間はかかります。でも一旦身体の力が抜けてしまえば、その後もずーっと抜けた身体でいられます。元の力んだ身体に戻ることはまずありません。後は力が抜けた身体の精度を高めていくだけです。精度を高めることに終わりはありません。一生楽しめると思いますよ」

練精会には力を抜くことに何か特別な秘密や秘訣があるわけではありません。基本、型、対練、組み手を通して、自然に力が抜けるのを待つだけなのです。

人によって力が抜ける時間は違いますが、力が抜けるのに、年齢、体格、性別、運動神経等は関係ないと思います。

ゆっくりじっくり時間をかければ、かならず力は抜けてきます。安心してくださいね。
posted by ロン at 22:29| 日記