2018年12月18日

命まで取られるわけでなし

練精会の組み手は、やわらかく、ゆっくりおこないます。寸止めでも、スキンタッチ感覚で当ててもどちらでもよいです。崩しも、投げもかまいません。相手にダメージを与えない範囲なら、基本的に禁じ手はありません。

会員さんの中には、相手がやわらかく、ゆっくり攻撃を仕掛けているのに、過剰に反応し、自らバランスを崩して墓穴を掘る方がけっこういらっしゃいます。それでは身体の力を抜いて、重さで動き、重さで攻撃し、重さで防ぐ、空体道の組み手に近づくことは難しくなってしまいます。

そんな会員さんにアドバイスです。

私は30代の時に、東京と札幌で、中国武術の散打(組み手)大会に出たことがあります。相手は他門派、他流派の方ばかりだったので、どんな動きをするのかまるで分からず、緊張しました。東京の大会は、面、胴プロテクター、拳サポーター、レッグサポーター、ファールカップと防具着用でしたが、札幌の大会はボクシングのヘッドギアー、薄い皮手袋、ファールカップだけの、打撃、投げ、立ち関節技有り(たしか東京の大会も同じルールだったと記憶しています)のルールで、札幌の大会では口を切ったり、鼻を骨折したりする選手がけっこういました。

私も試合前は、とてもナーバスになって、大会参加を後悔したものです(チキン野郎です 笑)。そんな私ですが、試合直前いつも心に思う言葉がありました。

それは「まあ、多少怪我をしても、命まで取られるわけでなし」です。命まで取られる可能性は極めて、本当に極めて低いのですから、そんなに心配する必要はないわけです。

そう思うと、気持ちがすーっとおさまり、割と平常心で戦うことが出来、運よく怪我もすることなく、また遅れを取ることもありませんでした。

組み手で過剰反応してしまう会員さんは心の中で「命まで取られるわけでなし」とつぶやいていください。練精会の組み手は命どころか、軽い怪我をするのすら難しいくらいのソフト組み手です。

命も取られず、怪我もしないのですから、自分から技を受けてみようか、くらいの軽い気持ちで組み手を楽しんでください。やられることは恥ではありません。やられることもとても勉強になるのです。身体の力が抜けたら、へんな表現ですが、気持ちよくやられることが出来ますよ(笑)

「命までまで取られることもなし」(ちなみにたまに私は「世はなべてこともなし」と心の中でつぶやいて試合したこともあります 笑)と緊張しやすい会員さんは心で思い、子犬や子猫がじゃれるような感じて、組み手を楽しんでください。







posted by ロン at 15:45| 日記