2019年01月14日

背面への意識

人の身体を前面(胸、腹、太もも、脛)と背面(背中、腰、ハムストリング、ふくらはぎ)と分けると、前面の筋肉は主に屈筋(曲げる筋肉)、背面の筋肉は主に伸筋(伸ばす筋肉)になっており、前面と背面の筋肉がお互いの筋肉の働きを妨げることなくバランスよく働くことによって、より動きの効率は高まり、力の効率も高まります。

しかし多くの人は、目で確認できる前面の筋肉に意識が集まりやすく、逆に背面の筋肉には意識が働かないようです。これでは前面と背面の筋肉の働きのバランスが悪くなり、車に例えるなら、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状態です。これではスピードも出ませんし、燃費も悪く、非効率です。

会員さんで、力がなかなか抜けない、動きがぎこちない、うまく技がかからない、と感じている方は、基本、型、対練、の時自分の背面を意識して動いてみてください。普段、意識が及ばない背面を意識することによって、身体のバランスが整い、いつもより力が抜け、いつもより動きがスムーズに、いつもより技がかかるかも知れませんよ。

そして背面への意識により、いつもより上手くいったなら、そのうちに背面への意識も忘れるようにして下さい。あくまでも方便としての教えですので、あまり背面、背面と背面ばかり意識しすぎては、またバランスを崩すことになってしまうからです。

あくまで練精会の核心は身体の力を抜ききることにあります。背面への意識で、ある程度身体のバランスが整ったなら、後はひたすら力を抜くことに集中して下さいね。

posted by ロン at 17:43| 日記