2019年07月05日

老後の準備

もうすぐ還暦の私ですが、今でも若い会員さんより、動きは速いし滑らかだと思います。

でもそれが生涯続くわけはありません。だから老後の準備を始める必要があるのです。

歳を取れば、筋力は衰え、反射神経も衰え、瞬発力も持久力も、そして回復力も衰えてしまいます。鍛錬を続けて衰えを抑えることも人によっては可能だと思いますが、ずぼらな私には無理のようです。

だから老後の準備です。より小さな動きで、より簡素な動きで、よりゆっくりした動きで、より無理をしない動きで相手を制する必要があります。

その為にはいつも書いていることですが、全身の重さの活用(重力との調和)に賭けようと私は思っています。

全身の力がすべて均等に抜け、重さが頭から足裏まで通った身体なら、相手のどんな攻撃に対しても、相手の身体のどの部分でも触れることが出来たなら、全身の重さで、相手に何もさせずに制することが可能になるかもしれないと私は考えています。

相手の攻撃に対し触れるだけ制する境地。この境地を目指したいのです。

今の私には夢物語の境地ですが、武術を始めてからの夢、衰えない武術、一生向上する武術を体現するためにはその夢物語に託すしか道はないと思っているのです。

こう書くと何か悲壮な覚悟のように思われるかもしれませんが、その逆で本人はいたってのん気です。だって力を抜くことに、先に書いた筋力、反射神経、瞬発力、持久力、回復力は必要ないのですから。すぼらでものぐさな私でも力を抜く練習は一生続けられるからです。

この先私が60代、70代、80代、90代(この世にいられたらですが)になった時、どんなことになっているのかは、神のみぞ知る、ですが、でも歳を取れば取るほど、わくわく感が高まる気持ちになれるのは、本当に幸せなことだと思っています。

会員さんも同じようなわくわくする気持ちでいてくれたらいいなぁ。
posted by ロン at 20:27| 日記