21年前練精会を発足して、とにかく武術を高めなければと言う思いが強かったように思います。
なので様々な身体操作法を研究、試したり、また他武道、他格闘技の方々と交流組み手、交流スパーリングを繰り返しました。
そしてふとこの頃思うのです。上記のように何かをすることはとても大切ですが、何かをしないことも同じくらい大切なのではないかと・・・
研究もせず、試すこともせず、ただひたすら力を抜くことだけ、ただそれだけの稽古を続けることによっても武術の高みに登ることが出来るかもしれない。
そんなことを今は思っています。
何かをしないことは、ある意味他力本願と言えるかもしれません。「私(エゴ)」が何かをしないことによって、私の中に存在する何かが働いてくれるような気がしています。
何かをすることも大変ですが、何かをしないことも意外と大変です。何かにつけすぐに「私」が何かをしようと出しゃばってくるのです。
「私」を静めるためには、とにかく練精会の稽古においては力を抜くことだけを思い、他に意識が向かわないようにすることです。力を抜くだけでも一生かかるものです。他を思う余裕はありません。
そうすれば少しずつ「私」が大人しくなってくれるでしょう。私もまだまだですが・・・(笑)
2020年07月10日
自分なりに分かったこと
posted by ロン at 19:46| 日記