2022年01月17日

ぼ〜っ

対練や組み手で、こう思う会員さんもいるかもしれません。

「この人は耐久力もあるし、技はかからないかもしれない」「この前も組み手でやられた。今回も・・・」

こう思うことは悪い事ではありません。むしろ自然な反応なのだと思います。武術にしろ、世の中にしろ、すべて自分の思うようにはいかないものです。

大事なことは、そんな思いと自分を同一視(一体化)しないと言うことです。思いと自分を同一視してしまうと、結果もその思い通りになりがちなのです。

思いと自分を切り離すことです。例えば「この人は耐久力もあるし、技がかからないかもしれない、と自分は思っているのだな〜ふ〜ん」こんな感じで思いと自分に距離を置くことです。

まあ、簡単に言えば、思いに引きずられることなく、ぼ〜っと傍観者、観察者のように思いをただ感じていればよいのです。

自分と思いに距離が出来て、結果を気にせず、ただぼ〜っとして対練なり、組み手にのぞむことが出来たなら、その時、結果は自然についてくるものです。

会員さんは、自分ではなく、自分を観察している自分、自分を傍観している自分と言う感覚を大切にして下さいね。

posted by ロン at 19:28| 日記