2022年10月17日

減っていく技

空体道の稽古で会員さんに型の応用として沢山の技を教えていますが、組手においては私の使う技は著しく減っているのを感じています。

減っていく技・・・これには二つの原因があります

一つ目の原因は、組手で多彩な技を使えるほど、身体が若くないからです。60代にもなると(あくまで私の個人的な感想です。60代でもしっかり動ける方も沢山いらっしゃると思います)、身体も思うようには動いてくれないのです。なので技を次から次へと繰り出すことは難しいし、息も切れ、とても億劫になるのです。何とも情けない原因ですが、事実なので仕方ありません。

二つ目の原因は、組手で多彩な技を繰り出す必要がなくなっているからなのです。まだまだ未熟ですが、会員さんに触れた時点で、私の重さによって会員さんをその場に居つかせたり(いつでも打撃を入れられる状態)、崩したり、投げたり出来るようになってきました。なので技らしい技を出すことなく会員さんを制することが可能なので、技にこだわることがなくなっているのです。

で、結論として組手でどんどん技が減っていくのは、自分としては好ましい状態だと思っているのです。今でこう状態ですから、この先70代、80代、90代と歳を重ねていけば、更に更に動けなくなっていくのは私にとっては必定な真理なのです。

だから60代の今から、技らしい技を出すことなく相手を制する組手を磨いておくことは、将来の保険となると私は思っています。

そのために、とにかく身体の力を抜いて、全身に重さを通し、重力と調和することをただひたすら目指したいと思う今日この頃です。
posted by ロン at 18:47| 日記