2022年10月18日

感覚を追わない

空体道の稽古によって、ある程度の脱力の身体になると、打撃にしろ、投げにしろ、技の手ごたえがじょじょに無くなっていきます。

と言うか空体道では、技の手ごたえが無くなれば無くなるほど、技の威力が増大していくのです。なので会員さんが技の対練の時、私が補助してあげて脱力を増進させてあげると、会員さんはその技の効き具合にびっくりしてしまいます。

「え、こんなに楽にというか、軽く動いているだけなのに、あんなに技が効くなんて・・・」

そしてさらにこう思ってしまいます。

「いやいや、何の感覚も何の手ごたえも無く、あんなに簡単に技がかかるはずがない。私には知覚出来ないだけで、何かの感覚をあるはず。その感覚を探さねば。その感覚が見つかればさらに技の威力が増すはずだ」

この考えが間違いの元なのです。

感覚を追ってはいけません。ただ身体の力が抜ければ抜けるほど、技の手ごたえ(感覚)は希薄になり、それと反比例して技の威力は増す。この事実を事実として素直に受け入れればよいのです。でもそれまでに感覚は大事と思い込んできた会員さんにはそれが難しいのです。

もう一度言います。出来た時の感覚を追ってはいけません。自分が今まで良いと思っていた感覚に騙されてはいけません。感覚が無いと上手くいくはずがないといった思い込みに囚われてはいけません。

人の身体にはとても素晴らしい可能性(能力)が眠っています。会員さんはその可能性を信じて、不思議だろうが、不可解だろうが、事実を素直に受け入れ、今までの思い込みをリセットしていきましょう。










posted by ロン at 20:45| 日記