2023年01月18日

特化

今回大幅に変わった空体道の型である空法は、中国武術で言うところの内向に特化した型であると会員さんは理解してください。

内家三拳(太極拳、八卦掌、形意拳)における内功を私なりに整理して創ったのが新空法の12の型なのです。

なので型の最大の目的は当然ですが、内功の高めることにありますし、極論として言えばそれしか目的はない型とも言えるのです。

一応、会員さんには対練や組手で、型の使い方(用法)は教えていますが、それは空体道にとっては枝葉であって幹ではありません。幹は内功にあるのです。

だから皆さんが空法を練習する時は、技や用法と言った使い方はすべて忘れて、ただひたすらに内功を高めることだけを思っておこなってほしいのです。それ以外は何も思う必要はありません。

空体道の内功とはこれまで何度も書いてきたことですが、力を抜き切ることによって、頭から足裏まで重さを落とし、全身に重さ(重力)を通し、重力と調和することです。

何度も言いますがこの内功なくして空体道の本質を理解することは出来ませんし、また理想とする年齢、体格、性別を超越する武術に近づくことも難しいと私は思っています。

当然、時間(年月)はかなりかかりますが、可能性を信じてひたすら内功に特化した稽古を続けていきましょう。
posted by ロン at 21:46| 日記