「身体の力を抜いて」私が教室の指導中によく使う言葉です。
この簡単、単純にも思われる可能性の高さを本当に知っている人はかなり少ないのだと思っています。もちろん私もその可能性のほんの一部を体現出来ているだけにすぎません。
しかしほんの少し体現出来るだけで、会員さんを驚かせる威力や技を示すことが可能なのです。
身体の力を抜くこと。その可能性の高さは推し量ることが出来ないくらいに巨大だと私は感じています。そしてその可能性の中に、年齢、体格、性別を超越した武術への道も含まれているとも思っています。
私的(練精会の武術)には本当に力を抜くと言うことは、非常に時間(年月)が必要になるのだと実感しています。数年でそれを体現出来ることではありません。10年、20年、30年と時間をかけながら、じっくり熟成されていくものなのです。
なので会員さんはその可能性を信じて、あせることなく、じっくり、ゆっくり、稽古を続けてほしいと思っています。