歳を取ると疲れるのが嫌になります。それは中々疲れが回復しないから。
と言う訳で、私も疲れたくない派です。なので組手で胸を貸すときも極力疲れない組手を実践しています。
まず自分からあまり動かない。相手の動きに付き合わない。相手がこちらを攻撃してきた時のみ反応する。素早い動きや連続した動きもしない等々・・・
こんな感じです。なんか怠け者の組手ですね(笑)でもこんな組手で相手を制するのはとても難しいことでもあるのです。それはそうですよね。何せあまり動かずに相手を制するわけですから。
それには強大な重さが大切だと私は思っています。例えば相手の手が私の腕に接触した途端、一瞬で動きが封じられるぐらいの強大な重さが必要なのです。そして動きを封じられた相手を打つことも投げることも容易いと言う訳です。
これなら組手で胸を貸しても疲れません。
しかし今の私にはまだまだ重さが足りません。ある程度は上記のことを体現出来ますが、あくまでもある程度です。まだまだ未熟。もっともっと疲れない組手を目指さねばなりません。そのためにも立禅を中心とした一人稽古は欠かせません。
精進、精進です。