2023年08月10日

後頭部

本日の空体道教室で話したことですが、打撃にしても崩し、投げにしても、会員の皆さんは相手の方向である前方へ意識が囚われてしまい、重力方向であるまっすぐが保てていません。

なので相手に重さの威力が伝わらず、対練や組手で技が上手く決まらないのです。

そこで方便としてのアドバイスですが、対練、組手においてつねに自分の後頭部を意識することです。

後頭部に意識が向かうと、相手のいる前方後方への囚われが軽減します。その結果、前方(相手)と後方(自分の後頭部への意識)がバランスされ、重さの威力が増大することになるのです。

もちろん身体の力が抜け、重さが頭から足裏まで落ちた身体なら、後頭部への意識はまったく必要ありませんが、会員の皆さんはその段階ではありませんので、しばらくは後頭部への意識を試してみるものよいと思います。





posted by ロン at 22:37| 日記