昨夜の空体道教室で拡大する意識について説明しました。
今回はその補足の解説になります。
例えば相手の手や腕にこちらの手や腕を接触させて。崩し技や投げ技をおこなう際に会員さんは相手の手や腕に意識を集中させ技をかけようとします。しかしそれでは相手を部分的(手や腕)しか認識していないので、相手全体を崩すことも投げることも困難になります。
ではどのような意識が必要なのか?今回は三段階に分けて説明します。
第一段階・・・相手のどこに接触しようと、その部分だけではなく相手の全身を認識するよう意識する。そしてその全身に向かって技をかけるようにします・・・相手を部分としてしか意識しなかったより、技がかかりやすくなったのではないでしょうか。
第二段階・・・相手の全身を認識したら、その外側まで意識を広げる。何というか例えば相手の外側まで広がるオーラやエーテル体のようなエネルギーの広がりをイメージする感覚です。そして相手の身体の外に広がるエネルギー体ごと技をかけるようにします・・・第一段階のように相手の全身だけ意識するより技がかかりやすくなったのではないでしょうか。
第三段階・・・この段階では相手を意識しません。相手ではなく格技室全体の空間に意識を拡大させます。そして格技室全体の空間に技をかけるようにします・・・第二段階の相手の外側のエネルギー体だけを意識するより技かかりやすくなったのではないでしょうか。
以上です。意識の拡大によって技の威力が増していくお話なのですが、最後に簡潔に要約すると、上記のような意識をもって技をかけようとすると、より全身の力が抜けやすく、より全身の協調、連動が図れると言うことなのです。
会員さんは参考にして下さい。