空体道の12の型、空法は通常、活歩と言う歩法を用いますが、応用として滑歩と呼ばれるまるで氷の上を滑るような歩法でおこなうこともあります。
今回はその滑歩についての会員さん向けのワンポイントアドバイスです。
まず脚を意識して歩法をおこなってはいけません。脚を意識すると脚に力みが出て、初動に溜めが生じ滑るのではなく、飛び跳ねるような歩法になってしまうからです。
なので脚は意識せず、何というか自分の背中を誰かが押してくれて、その押された圧力を推進力として進むイメージを持つことです。
自分ではない誰かが背中を押してくれたなら、力むことなく滑るように移動が可能になります。その感覚が大切なのです。
まあ、身体の脱力が進めば、重さ(重力)によって楽に滑歩をおこなうことが出来ますが、そうなる前は上記の意識で滑歩による空法に取り組んでみましょう。