練精会武術では全体性(全身性)の動きを最優先しています。
若かったり、筋量が多かったり、大きかったら別ですが、身体が部分的にしか動かすことが出来なければ、武術としてかなり不利になります。
これは自分より若い人、筋力の多い人、大きい人と戦った経験があればすぐに分かることです。多少の技術ではその不利を埋められるほど現実は甘くはありません。
なので部分的な動きではなく、全体性の動きを目指さ投げればいけません。全体性の動きとは、ある目的(打撃、崩し、投げ)に対して全身が協調、連動して動き、自身が持っている最大の威力を発することが可能となることです。
年齢のハンデ、体格のハンデ、性別のハンデを覆すために必要な要素は、全体性、全身性、統一性なのです。
練精会でのその方法はただ一つ。脱力により全身に重力(重さ)を通して、身体が真の意味で統一された状態を目指すことです。
空体道の12の型、空法はそんな身体を目指すために、私がこれまで学んだ武術、武道から生み出されたものです。
型は徹底的にやり込まなければいけません。空法は幾つになっても続けられる動き、型で構成されています。だから一生続けるのです。
私も統一体へはまだまだです。しかしまだまだでも会員さんがびっくりするレベルの威力は伝えられているはずです。それが統一体の可能性の高さです。
身体を一つに。そして身体と心を一つに。だから武術は本当に素晴らしく、そして本当に面白いのです。