2025年06月03日

感じたくない

会員の皆さんはまだまだ脱力が進んでいないので、方便として身体のある部分を意識させて(力が抜けやすくして)、対練が上手くいくように指導しています。

しかしその身体のある部分への意識によって対練が上手くいっても、いつまでもその部分を意識してはいけません。あくまで脱力の身体の感覚を体験させるための一時的な方便なのです。

ちなみに私の脱力は会員の皆さんよりかなり進んでいるので、身体のどこかの部位に意識を向けることはありません。と言うか向けたくないのです。

それは私の段階だと身体への意識を感じない方がより深い脱力へ入れるからです。

何も感じないから、より深い脱力へ至る・・・今の私の段階はこんな感じです。ただし今後さらに脱力が進めばどうなるかは分かりませんが。

なので身体のどこかへ意識を向けて、対練が成功して「これだ、この感覚が正解なんだ。これからもずーっとこれでいけば大丈夫」なとど思い込んでしまうと、その感覚はやがて作為(力み)となって己にかえってきます。

ある段階では意識、感覚は大切ですが、その先に意識、感覚を必要としない段階もあることを会員さんは忘れないで下さいね。

posted by ロン at 20:18| 日記