前にも書いたことがありますが、私の身体の内面のお話です。
会員さんは良く言えば感覚的、悪く言えば妄想的なお話として聞いてください。
私の身体の内側には、筋肉もなく、骨もなく、内臓のないのです。かと言って中身がないスカスカでペラペラの内面とも違います。
重力が、重さが私の内側に詰まっているのです・・・
それはどこか部分としてではなく、全身に同じ密度でまんべんなく詰まっているのです。いや正確には詰まっていると言うより流れていると言った方がより近い感覚かもしれません。
重力方向と調和して、上から下に、頭から足裏にず〜っと重力、重さが流れているのです。
その感覚は基本、型、対練、組手とすべての稽古において途切れなく感じているものです。
そして身体の中に流れている重力、重さが、私の動きの、技の、威力の、強さの源になっているのです。
会員の皆さんも練精会の稽古を長年続けていれば、いつかその感覚が自分に訪れる日が来ると思います。
その日を信じてこれからも脱力の稽古を私と一緒に続けていきましょう。