2025年09月25日

人による

空体道の稽古で、会員さんの腕を私が触れただけで崩すの見た見学者のがこんな質問をしてきたことがあります。

「この技は誰にでもかかるものなのでしょうか?」

私の答えはこうです。

「人によります。人によってはごらんのように崩れますし、人によっては崩れません」

私はもう少し説明を加えます。

「ある程度身体がまとまっている人であれば、全身で力を受け止めることが出来ますので、私の強力な力(重さ)を全身で受け止めたら、あのように崩れます。しかし身体のつながりがあまりなく、腕力が強い人なら私の力を腕力で受け止めようとするので、崩れず腕が下がるだけになります」

「え、それでは腕力で受け止める人には技が掛からないのですが。それは護身術としてみたらどうなのでしょうか」

私は笑いながら答えます。

「崩れる相手より、腕が下がる相手の方が護身術としてみたらやりやすいですよ。腕が下がると言うことは防御手が無くなると言うことです。なので簡単に顔面を打撃することが出来る訳です。それにくらべ崩された方はそこからまだ反撃がくる可能性があるので、さらに追撃をかける必要があるのです」

「なるほど」

「ちなみにある程度全身で相手の力を受け止められる人は、これもある程度ですが全身の力(重さ)を相手に伝えられるのです。その威力は腕力だけの力に勝ります。なので先ほどの技の練習は、全身で抵抗する人にこちらの力(重さ)が通用するか否かの意味と、抵抗する方は全身のまとまりで抵抗力を高める意味もあるのです」

「そうでしたか。よく分かりました」

「なので腕だけが下がって、技が効かないと勘違いされないように、こんな感じてちがう崩しを体験してもらうようにしています」

と、私は相手の肩に手を触れて崩し技を体験してもらいます。肩だと、肩だけ下がりようがないですから身体ごと崩される訳です。

posted by ロン at 15:06| 日記