突きの速度ついてのお話です。
日常動作でドアを開けようと手を伸ばした時の速度と、武術の稽古で全力で突きを打った時の速度はどちらが速いのでしょうか?
多分、時速的(測定的)には後者が速く、相手からしたら前者の方が予備動作がないので速く感じるのではないでしょうか。
で、練精会では後者の突きの速さを重視しています。なぜなら身体に負荷が少なく無理がないので、高齢になっても楽に打てる突きだからです。
ただし問題もあります。威力です。予備動作がない分(反動を使えない)、普通は威力が伴わないので、当たっても相手にダメージを十分に与えられません。
なので練精会ではその力を重さにもとめるのです。威力は質量×速度であるなら、速度は無視しても質量(重さ)を最大限に活用すればよいのです。
全身の重さをもってドアを開けようと手を伸ばすような何気ない動きで打撃する。これが練精会の打撃理論です。それは絵空事ではありません。未熟なりにですが、私がちゃんと体現することが出来るからです。
会員さんはまだまだ腕力で突き(の型)をおこなっているようです。もっと何気なく、自然に手(腕)を伸ばしてみてはいかがでしょうか。時間はかかりますが、小柄でも高齢でも女性でもいつの日か強力な威力の突きを打てるようになるでしょう。