2026年02月15日

木のドアと鉄のドア

目の前に見るからに軽そうな木製のドアがあります。

ほとんどの人は軽く片手で押してドアを開けようとするでしょう。

今度は明らかに重さうな鉄製のドアがあります。

ほとんどの人は身体を緊張させて(力ませて)ドアを開けようとするでしょう。

軽く力を抜いてドアを開けようとする力と力んで無理やり力を出そうとしてドアを開けようとする力・・・ドアではなく押されないように踏ん張っている人と比較すれば明らかですが、実は前者の力(軽く力を抜く)ほうがより相手に大きな圧力を加えることが出来るのです。

人は重そうに見えるものに対して、無意識により強い力を出そうとして身構えますが、それが力み、緊張を呼び、本人が思っているほどの力を発することが出来ないのです。ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいるようなものだからです。

力みは身体に緊張を呼び本来の力を止めてしまいます。力みは身体を緊張させ本来の滑らかな動きを阻害します。

会員さんは対練や組手の相手を鉄製のドアのように思っています。相手の存在を特別視してはいけません。木製の軽いドアのように扱えば、相手に有効な力を伝えることが出来るのです。

力を抜くことによって大きな力を呼び、軽く動くことによって全身の重さが伝わるようになり、普段通りの何気ない動きが非日常的な威力を生む・・・これが空体道の考えなのです。





posted by ロン at 14:33| 日記