2026年05月18日

吸収

空体道では相手の力(圧力)に対して跳ね返す意識は持ちません。また受け流す意識も待ちません。

相手の力に対して全身で吸収する意識が重要なのです。

跳ね返す意識は対立を生み、相手はますます力を入れてきます。受け流す意識だと相手はとことん追い詰めてきます。

そして吸収する意識は相手に手応えを感じさせず、かつその力をすべて相手に返すことになるのです。

跳ね返す身体の質と吸収する身体の質は結果だけ見ると(相手に力が返る)同じように見えますが、その可能性の高さがまるで違うのです。

吸収する身体こそ空体道が求める身体の質なのです。
posted by ロン at 09:05| 日記

2026年05月08日

接地感

たまに脱力した身体の感覚を聞かれることがありますが、今回はその中で接地感についてのお話です。

脱力が進み、重さが頭から足裏まで落ちるようになった時、足裏の接地感の違いを明確に感じます。

何と言うか足裏と大地、もっと言えば地球とつながった感がとても強くなります。そして脱力がさらに進むにつれて、地球とのつながりから、地球と一体となったような感じとなっていきます。

その感覚がとてもとても気持ちが良いのです。そしてそうなったのなら、手をわずかに動かしても、その動きが足裏から始まるのを感じます。

それは身体の協調、統一感から生まれる全身からの力です。

だから会員さんが私の手や腕に触れると、手や腕を感じるのではなく、私の全身を感じると共に、全身からの得体のしれない圧倒的な圧力を受けるのです。

そうなるためには何とい言っても立禅です。動かずにゆったりと立ち続けることによって脱力が進み、足裏の接地感が変化していくのです。

そしてその接地感を切らすことなく、空体道の型(空法)へ向かう訳です。これで会員さんは私が型の時の足裏の着地にやたらこだわって指導しているのかが理解できるはずです。
posted by ロン at 13:30| 日記

2026年05月05日

全身への意識

会員の皆さんは、基本、型、対練、組手の全てにおいて、自身の身体の一部だけに意識が集中しているようです。

特定の一部にだけ意識が集まりすぎると、本人に自覚はなくても身体のバランスが崩れて、身体本来の能力が発揮できずにいるようです。

なので練精会では身体への意識は全身に向けるように指導しているのですが、会員さんは苦戦しているようですね。

全身への意識。これは時間はかかりますが、やり方自体はそんなに難しいことではありません。いつも言っていることではありますが、基本、型、対練、組手の全てにおいて、全身の力を抜こうと思ってくれればよいのです。

全身の力を抜こうと思えば、自然に意識は全身をめぐるようになります。これ一石二鳥なのですよ。だから脱力と全身への意識を分けて考える必要はありません。

とにかく全身の力を抜くことだけを思って稽古を続けることです。シンプルイズベストです。

posted by ロン at 22:12| 日記

2026年04月30日

立てていない

会員さんの型を見ていると、形は良くなっているのですが、まだまだ立てていないなぁと思ってしまいます。

空体道的に立てていると言うことは、身体の重さが全て足裏まで何の引っ掛かりもなく落ちていて、足裏と地面が完全につながっている状態です。

会員さんの型はまだまだ足裏に重さが落ちていないし、地面とのつながりも弱いのです。

重さが落ち、地面とつながった身体の威力は私が会員さんへ毎回示しているようにとても強大です。それは私の力と地面の力の合力なのです。

会員さんはもっともっと重さを足裏に落とすことを主に考え、空体道の型に臨んで下さいね。

posted by ロン at 23:01| 日記

2026年04月23日

型の移動

今日の空体道教室で会員さんへアドバイスしたことの補足解説です。

これは前にも書いたことではありますが、大切なことなので会員さんはしっかりと心にとどめて下さい。

空体道の型はもちろん移動がともなう動きなのですが、前後へ動こうと、左右へ動こうと、回転して動こうと、その移動の根本には上下(上から下)への意識があることを忘れてはいけません。

上下(上から下)は重力方向と一致します。この感覚なくして空体道の威力(重さ)は生まれないし、身体が統一されることもないと私は思っています。

空体道の型は一歩、一歩、歩むように(重さが落ちるように)おこなう必要があり、移動方向へ身体をスライドさせるような感覚ではないのです。なので移動の際に脚のストライドをあまり伸ばすことはしませんし、後ろ足のひきつけも最小限にとどめる(とどまる)べきなのです。

これは以前の滑るような歩法の滑歩と矛盾するような聞こえるかもしれませんが、あくまで落ちる感覚があった上での滑る感覚なのです。ここは間違えないで下さい。

そのため空体道の型の一回一回の移動距離は必然的に短くなります。会員さんは気持ちよく、大きく、長く移動したいでしょうが、それでは空体道の型の本質に迫ることは出来ません。

非常に地味な動き、地味な歩みで、ある意味ストレスをかかえながら(笑)移動してこそが空体道の型の真骨頂なのです。




posted by ロン at 23:08| 日記