2023年09月16日

下半身

練精会の武術、空体道、円転太極拳では身体の安定を大事にしています。

その中でも特に下半身の安定を重視しています。下半身の安定無くして、全身の重さを相手に伝えるのが難しいからです。

ただし力んで下半身の安定を図ってはいけません。それでは余計に重さを伝えることが出来なくなってしまいます。

下半身はあくまで重力(重さ)で安定させるのが練精会の考えです。脱力により足裏まで全身の重さが落ちたなら、本人はいつでも動けるぐらいに楽に立っているにもかかわらず、相手が全力で押してもびくともしない下半身の安定が得られるのです。

そんな下半身は練精会では立禅、型によって作られます。会員さんは間違っても下半身を強化しようとして、立禅や型に取り組んではいけません。あくまで足裏まで重さを落とす、落ちる感覚でおこなって下さい。そうすればいつの日か自然に下半身の安定を得ることが出来ると思います。

posted by ロン at 22:58| 日記

新空法名称

14日の空体道教室で一部お披露目した新空法ですが、今回、12の型の名称を発表したいと思います。

実は名称を決めるのがけっこう大変で本日まで二転三転した次第です。やっと下記に定まりました。

空法・・・撞手(どうしゅ)劈手(へきしゅ)鑽手(さんしゅ)鞭手(べんしゅ)直拳(ちょくけん)馬拳(ばけん)炮手(ほうしゅ)横手(おうしゅ)鷹爪(ようそう)雲手(うんしゅ)翻身(ほんしん)旋身(せんしん)

ちなみに名称の件なのですが、空体道と円転太極拳の型名称の整合性を取りたいので、円転太極拳の左右鷂形旋身(さゆうようけいせんしん)を左右鷂形翻身(さゆうようけいほんしん)と改めさせていただきます。

以上よろしくです。



posted by ロン at 10:22| 日記

2023年09月13日

空法の型

空法の型を今週の空体道教室から改変していきます。

理由はいろいろありますが、第一の理由は空体道の理想とする統一体に近づくための理想の動き、理想の型の追求の結果として、現在の型より今回の型のほうが優れていると私が確信出来たからです。

全部で12の型がありますが、明日の稽古ではまず4つの型を紹介、学んでいただきます。

4つの型の名称は撞手(どうしゅ) 劈手(へきしゅ) 擺手(はいしゅ) 直拳(ちょくけん)です。

まずは名称から覚えていきましょう。では明日、こうご期待です。
posted by ロン at 22:22| 日記

2023年09月11日

苦手

練精会の武術である空体道、円転太極拳の元になっているのは、当然ながら太極拳、八卦掌、形意拳の内家三拳なのですが、実は私この三拳すべてが得意とは言えません。

得意な順から言うと、形意拳、太極拳、八卦掌となります。私の体形や強度の関節可動域の狭さから言っても、どうしても八卦掌の型は苦手なのです。お恥ずかしや・・・(笑)

で、その八卦掌ですが、私の身体がまだ動く年齢の時に妻のゆりかに全て伝えてあります。ゆりかはしなやかな体質のせいか八卦掌がとてもあっているようです(もちろん太極拳も素晴らしいですが)

なのでゆりかの得意なのは、八卦掌、太極拳、形意拳の順だと思います。

しかし良くしたもので、八卦掌はゆりかが得意。形意拳は私が得意。太極拳は二人とも得意。その意味では夫婦が助け合って練精会を盛り上げているようです。何か夫婦自慢になってしまったようで恐縮です(笑)
posted by ロン at 22:41| 日記

2023年09月07日

三つの身体の質

今回は空体道における目指すべき三つの身体の質についてのお話です。

空体道の身体の質の三つの段階は、一 流動期、二 連動期 三 統一期 となります。

一つ目は身体の力が抜けるにしたがって、身体が流動、流体のように流れているように感じる段階です。

二つ目は身体の力が抜けるにしたがって、全身の筋肉が連動、協調して動いているように感じる段階です。

三つ目は身体の力が抜けるにしたがって、全身が一つにまとまり、統一されたように感じる段階です。

以上ですが、上記の三つは本来分けて考える訳ではなく、つねに三つ同時に存在して、その中の一つの感覚が段階に応じて強く感じられると言うことなのです。

なので会員さんは三つを別の感覚とは思わず、普段の稽古を続けていれば、何となくそんな各感覚を訪れるものぐらいに思って下さいね。




posted by ロン at 12:18| 日記