身体の力が抜け、全身に重さが通ると、わずかな動きで相手を崩したり、投げたりすることが可能になります。
空体道ではそれを技ではない技と呼んでいます。
https://www.youtube.com/watch?v=IT1WCScgu9M
その解説動画です。会員さんは参考にして下さい。
2022年06月06日
核心
空体道の技の威力を増すことは、極論かも知れませんが、技の練習から生まれるものではありません。
技の練習は主に、お互いの間合い、技に入る拍子、技の流れを習得することにあります。
空体道の技の威力の根本は立つ力なのです。
身体の力が抜けて立っているか?重さが頭から足裏まで落ちて立っているか?全身に重さが通って立っているか?身体と重力とが調和して立っているか?
立つことの修練を通して、空体道の技の威力は増し続けていくのです。
その意味において空体道は立つことから始まり、立つことで終わる武術とも言えるのです。
だから会員さんは立つこと(そして歩くこと)の練習を軽視しては絶対いけません。
立禅法、重心法、歩行法に空体道の核心があることを忘れないで下さいね。
技の練習は主に、お互いの間合い、技に入る拍子、技の流れを習得することにあります。
空体道の技の威力の根本は立つ力なのです。
身体の力が抜けて立っているか?重さが頭から足裏まで落ちて立っているか?全身に重さが通って立っているか?身体と重力とが調和して立っているか?
立つことの修練を通して、空体道の技の威力は増し続けていくのです。
その意味において空体道は立つことから始まり、立つことで終わる武術とも言えるのです。
だから会員さんは立つこと(そして歩くこと)の練習を軽視しては絶対いけません。
立禅法、重心法、歩行法に空体道の核心があることを忘れないで下さいね。
posted by ロン at 15:56| 日記
2022年06月03日
統一体へ
空体道の目指すべき身体の質をこれまで色々な言葉を使って説明して来ましたが、最終的には「統一体」と言う言葉に集約されると思っています。
どんな動きでも、どんな技でも、どんな戦いにおいても、身体は統一された質であり続けること。これを目指すのが空体道なのです。
そしてどうすれば身体の統一化を図れるのかについていえば、空体道では脱力によって統一化を図ります。
脱力によって全身の力を抜く、そして頭から足裏まで重さを落とす、そして全身に重さを通す、そして身体と重力を調和させる、そしてその結果として、身体を統一体へと進化する。
この歩むべき道を最短で歩んでいけるように空体道の体系を私は創りました。
でも最短と書きましたが、それでも数年でたどり着けるような道ではありません。何年も、十数年も、何十年もかかる遠い道には違いはないのです。
今回、前屈、後屈の立禅法と歩行法を改良したもの統一体への道をほんの少しでも短縮できるかもしれないと思ってのことです。
どちらにしても長き道ですが、その先には素晴らしい身体の可能性が待っていることを信じて、会員さんは私と一緒に精進していきましょう。
どんな動きでも、どんな技でも、どんな戦いにおいても、身体は統一された質であり続けること。これを目指すのが空体道なのです。
そしてどうすれば身体の統一化を図れるのかについていえば、空体道では脱力によって統一化を図ります。
脱力によって全身の力を抜く、そして頭から足裏まで重さを落とす、そして全身に重さを通す、そして身体と重力を調和させる、そしてその結果として、身体を統一体へと進化する。
この歩むべき道を最短で歩んでいけるように空体道の体系を私は創りました。
でも最短と書きましたが、それでも数年でたどり着けるような道ではありません。何年も、十数年も、何十年もかかる遠い道には違いはないのです。
今回、前屈、後屈の立禅法と歩行法を改良したもの統一体への道をほんの少しでも短縮できるかもしれないと思ってのことです。
どちらにしても長き道ですが、その先には素晴らしい身体の可能性が待っていることを信じて、会員さんは私と一緒に精進していきましょう。
posted by ロン at 20:05| 日記
2022年05月31日
立禅の安定
空体道教室で会員の皆さんの立禅の安定度を確認するため、私が立禅をしている会員さんの腕を前から押すことがよくあります。
今回はその立禅の安定度の段階を書こうと思います。
第一段階 押されたら手(腕)を引いてしまう。これは腕と体幹部が繋がっていないことの表れと言えます。
第二段階 押されたら、腰が後ろに反ってしまう。腕と体幹部はある程度繋がっていますが、上半身と下半身が繋がっていないことの表れです。
第三段階 押されたら、後ろに下がってしまう。身体はある程度纏まっていますが、脱力が出来ていないので簡単に押されてしまいます。
第四段階 かなりの力で押されても、姿勢を崩さず立禅の姿勢を維持できる。脱力がある程度進んでいて、押す力を足裏まで流すことが出来ている証拠です。
第五段階 押した途端にその力がすべて返ってしまい、押した方が後へよろめいてしまう。またそれ以上の力で押せば、よろめくどころが後へ飛ばされてしまう。脱力がかなり進み、全身に重さ(重力)が通っているので、力はすべて相手に返ってしまう段階。統一化の段階です。
まあ、その人の体質の問題もありますので、この段階通りに立禅の安定が推移するとは限りませんが、空体道ではだいたいこんな感じです。
え、私はどの段階か?ですか。う〜ん、希望的観測で五と言いたいところですが、いや、そこまで行っていないかも〜(笑)
今回はその立禅の安定度の段階を書こうと思います。
第一段階 押されたら手(腕)を引いてしまう。これは腕と体幹部が繋がっていないことの表れと言えます。
第二段階 押されたら、腰が後ろに反ってしまう。腕と体幹部はある程度繋がっていますが、上半身と下半身が繋がっていないことの表れです。
第三段階 押されたら、後ろに下がってしまう。身体はある程度纏まっていますが、脱力が出来ていないので簡単に押されてしまいます。
第四段階 かなりの力で押されても、姿勢を崩さず立禅の姿勢を維持できる。脱力がある程度進んでいて、押す力を足裏まで流すことが出来ている証拠です。
第五段階 押した途端にその力がすべて返ってしまい、押した方が後へよろめいてしまう。またそれ以上の力で押せば、よろめくどころが後へ飛ばされてしまう。脱力がかなり進み、全身に重さ(重力)が通っているので、力はすべて相手に返ってしまう段階。統一化の段階です。
まあ、その人の体質の問題もありますので、この段階通りに立禅の安定が推移するとは限りませんが、空体道ではだいたいこんな感じです。
え、私はどの段階か?ですか。う〜ん、希望的観測で五と言いたいところですが、いや、そこまで行っていないかも〜(笑)
posted by ロン at 22:48| 日記
2022年05月29日
ずれ
私も今年で63歳になります。
武術を指導していて、一番衰えを感じるのが、「ずれ」でしょうか。
心と身体のずれ・・・
50歳くらいまでは、組み手の時に、動こうと思った瞬間、ほとんどタイムラグがなく瞬時に身体が動いてくれました。
ところが50歳を過ぎてから、動こうと思ってから、身体が動き始めるまでに若干のタイムラグを感じるようになりました。これ、けっこう焦ります。心はこう動いてくれと命じているのに、身体が即座に反応してくれない・・・
ああ、自分も老いたな〜と感じる瞬間です。
で、どうしてそんな衰えカバーするかと言えば、こう動こう、ああ動こうと言う心を静めることだと私は気づきました。
動こうと心で思うから、タイムラグが生じるのです。だから逆に言えば動こうと思われなければ、タイムラグは無くなります。
長年の武術修行を信じて、何も考えず、何も思わず、自分の身体を信じて、ただ相手の動きに対応するだけ・・・
まあ、まだまだ未熟なので、たまには心の身体のずれを感じる時もありますが、50代の時より60代の今の方が、ずれの感覚は無くなって来ているようです。
会員の皆さんもあれこれ考え過ぎずに、自分の身体(の可能性)を信じて組み手にのぞんでみてはいかがでしょうか。
武術を指導していて、一番衰えを感じるのが、「ずれ」でしょうか。
心と身体のずれ・・・
50歳くらいまでは、組み手の時に、動こうと思った瞬間、ほとんどタイムラグがなく瞬時に身体が動いてくれました。
ところが50歳を過ぎてから、動こうと思ってから、身体が動き始めるまでに若干のタイムラグを感じるようになりました。これ、けっこう焦ります。心はこう動いてくれと命じているのに、身体が即座に反応してくれない・・・
ああ、自分も老いたな〜と感じる瞬間です。
で、どうしてそんな衰えカバーするかと言えば、こう動こう、ああ動こうと言う心を静めることだと私は気づきました。
動こうと心で思うから、タイムラグが生じるのです。だから逆に言えば動こうと思われなければ、タイムラグは無くなります。
長年の武術修行を信じて、何も考えず、何も思わず、自分の身体を信じて、ただ相手の動きに対応するだけ・・・
まあ、まだまだ未熟なので、たまには心の身体のずれを感じる時もありますが、50代の時より60代の今の方が、ずれの感覚は無くなって来ているようです。
会員の皆さんもあれこれ考え過ぎずに、自分の身体(の可能性)を信じて組み手にのぞんでみてはいかがでしょうか。
posted by ロン at 19:59| 日記