2020年08月28日

受身

受身・・・今は教える立場なので稽古で受身を取る機会がほとんどありません。

私が学んだ受身は高校時代の柔道(体育の一環として柔道の授業があったのです)の受身、内家拳老師から学んだ受身、合気道師範から学んだ受身、システマを学んでいた知人から少し教えてもらった受身です。

しかし一番身についたのは、内家拳老師の用法相手として何度も何度も投げられながら自然に身についた(自己流の)受身なのでした。

なので空体道の稽古では受身の基本は教えますが、どちらかと言えば対練の時に投げられながら自然に受身を覚えてもらうようにしています。

皆さんとの稽古では受身を取る機会のない私ですが、布団に入ってもよく寝れない時は部屋で10回ぐらい受身をしてゴロゴロ転がります。そうすると気持ちよく眠れるのです(受身で身体がほぐれるのでしょう)

ちなみに狭い部屋での受身の時は、どちらかと言えば知人から少しだけ学んだシステマの受身が役立ちました。

普通の受身のように腕や身体を丸めて転がると言うより、何と言うか肩からどろっと溶けていくような感覚の受身なので小さいスペースでやりやすかったのです(もちろん普通の受身でも小さく回れば問題ありませんが)

会員の皆さんも眠れない時は受身をおこなってみるのも良いと思います。効果ありです。
posted by ロン at 17:25| 日記

実験台

空体道は学ばせていただいた、内家三拳、合気道、そして交流した空手の影響が強い武術ですが、一番影響しているのは私の身体からの感覚なのです。

練精会を発足して21年目、その間に自分の身体を実験台として、ああでもないこうでもないと試行錯誤して掴んでいったものを元に空体道を創始しました。

なので体系の一部(特に身体感覚)には学ばせていただいた内家三拳や合気道と若干異なる部分もあるのも事実なのです。

その部分がプラスなのかマイナスなのか(多分マイナス要素のほうが多いかも知れません)分からないのですが、自分の身体を実験台としての結果なので、それはそれで自分としては納得しています。

ただ一つ言えるのは自分の身体の中から出てきたものなので、その分、良くも悪くも良くも自信を持って会員の皆さんへ伝えられるもの事実です。

今から思えば本当に色々なことを試したおかげで、身体操作、身体意識については、様々なものがあり、そのどれも素晴らしく、様々な武術、武道に優劣はないと思えるようになりました。

だから自分の空体道が他より特に素晴らしいとは思えませんが、それでも自分の子供のような武術なので、会員の皆さんがより空体道を好きになってくれたら、こんなに嬉しい事はありません。
posted by ロン at 16:01| 日記

2020年08月23日

何気ない

私はよく稽古中に何気ない動きと言いますが、

この何気ない動きはどう素晴らしいかと言えば、

何気ない動きには、力みがなく、作為がなく、居付きがなく、準備(予備)動作がない点です。

そんな何気ない動きの打撃は非常に重く、非常に避けづらい。そんな何気ない動きの崩しや投げは非常に重く、非常に耐えることが出来ない。

なので空体道の目指すべき動きは、特殊(特別)な動きではなく、何気ない(普通の)動きなのです。

そんな何気ない動きの先に、年齢、体格、性別を越えた武術への道があるように思えるのです。

空体道における何気ない動きは、脱力による重力との調和によって生まれるのです。

複雑性から単純性へそしてより何気なさへ、そんな空体道への道を会員の皆さんは歩んでほしいと思っています。
posted by ロン at 14:20| 日記

2020年08月21日

囚われ

空体道の型において自分に囚われてはいけません。

空体道の組み手において相手に囚われてもいけません。

ああしなければ、こうしなければ、と自分に囚われ、ああされたくない、こうされたくない、と相手に囚われ・・・

自分や相手に囚われてしまうと、その動きに伸びやかさも、しなやかさも、滑らかさも、まとまりも、全体性も失われてしまうと私は思っています。

ただ動くことです。自分の身体を信じて、自分の心を信じて、ただ動くことです。

ただ動くことが出来た時、その動きは、伸びやかで、しなやかで、滑らかで、まとまりがあり、全体性であるでしょう。

ただ動くことはとても難しく、そしてとても簡単なことでもあるのです。

まずは会員さんは自分の囚われに気づくことからはじめて下さい。
posted by ロン at 20:25| 日記

2020年08月20日

突き

空体道において相手に突きを当てる方法(連打は含まない)は3つあります。

第一は、相手の防御反応が間に合わない速度の突きを放つ・・・かなりの身体能力が必要とされるので、この打撃を可能とする人は限られてしまう。

第二は、相手の防御を難しくする変化の突きを放つ(見えづらい角度からの突き、スピードを変化させた突き等)・・・かなりのテクニックが要求されるので、第一と同じく出来る人は限られる。

そして第三の方法ですが、空体道ではこの第三の方法を目指しています。

第三は、ただ普通に突く。スピードが速いわけでもなく、変化があるわけでもない。なのに相手は防御反応が遅れ、打たれてしまう。時間はかかるが、誰もが出来るようになる可能性を秘めている。

この第三とは、突きを放つ際に、突きを放つ動きと同調して全身が動くため、相手は距離感、そして時間の感覚を狂わされ、防御反応が出来なくなる方法です。

第三の打撃を身につけるために、空体道では全身の力を抜くことに特化するのです。なぜなら力が抜けて全身に重さ(重力)が通れば、その動き全ては全身連動(全身統一)となると私は思っているからです。

そう言う私も第三の方法が出来るかと言えば、ほんの少しだけなのですが、いつかはと言う希望を込めて書いています。

あ、余談ですがこの他に第四の方法もあります。それは・・・今回は会員さんへのクイズとしておきましょう(笑)
posted by ロン at 18:55| 日記