2020年06月06日

意識を変える

会員の皆さんは一人稽古頑張っていますか。私もまったり(笑)と頑張っています。

今回は脱力を進歩させる為の意識の持ち方のワンポイントアドバイスです。

脱力は全身の重さを得るために必要です。なのでその重さへの意識を変えてみるのです。

私は従、重さが主の意識を持ちましょう。

立禅にて、私が身体を支えている、ではなく、重さが身体を支えてくれている。

型にて、私が身体を動かす、ではなく、重さが身体を動かしてくれている。

対練、組み手にて、私が威力を発す、ではなく、重さが威力を発してくれている。

このような意識で稽古をおこなっていると、身体の力は抜けやすくなると思いますよ。
posted by ロン at 13:43| 日記

2020年06月04日

全身が武器

空体道を創始して今までより更に脱力に取り組んできた成果か、少しですが打撃の進歩を感じています。

打撃部位が全身に及んでいるのです。

頭、肩、肘、前腕、手、胸、背中、骨盤、膝、足、これらの部位でそれなりに威力のある打撃を発することが出来ます。

空体道は基本的に接近戦を主とする武術なので、打撃部位の多様化はとても大事なことなのです。

打撃部位が全身に及んだのは、脱力が進み、全身に重さ(重力)が通ってきてからです。身体のどこからでも全身の重さを発すること可能です。

とは言え、あくまでも私の個人的な感想なので、実はそんなに大したことはありませんが、それでも以前より進歩を感じることはやはり嬉しいことです。
posted by ロン at 18:05| 日記

2020年06月03日

統一する

私はよく統一体と言う言葉を使いますが、空体道において統一体とは何かを少し説明したいと思います。

全身の力が抜け重さが頭から足裏まで落ちて重力と調和した身体を統一体と言います。

統一体になれば、全身の重さすべてを力に変えることが可能になります。

また統一体になれば、身体の筋群が連結、連動して働くようになり、全身の筋肉が一体となって力を発すことが可能になります。

全身の重さと全身の筋力を最大活用出来る身体、これが空体道の統一体の考えです。

統一体に近づく為には、とにかく身体の力を抜かなければなりません。なので空体道では、最初から速い動き、複雑な動き、激しい動きはせずに、心身を静かに立ち、一歩一歩じっくり歩き、ゆったり滑らかに動く稽古を主としています。

私も統一体への道は遥か遠くにある段階ですが、急がば回れ、またはウザギとカメの逸話のように、日々、立つ稽古、歩く稽古、動く稽古を繰り返しています。

会員さんも続いて下さい。
posted by ロン at 16:48| 日記

2020年06月01日

地面との一体化

空体道において、全身の力を抜くことは、地面との一体化を図るためでもあります。

身体の重さが頭から足裏まで何の詰まりもなく落ちているなら、その足裏と地面はつながり、身体と地面は一体化するのです。

そうなると地面に落ちた重さは全身に返って来きて、非常に強力な力と化します。重力(下)と抗力(上)の融合です。

さらに言えば、地面との一体化がなければ、全身の一体化もないと私は思っています。

そして空体道において、地面との繋がりを高める有効的な方法として立つ稽古(立禅、上下方、前後法、左右法)と歩く稽古(前進歩、後退歩)があります。

稽古再開にはもう少しだけ時間がかかりそうです(体育館の一般開放は早くて6月15日らしいです)その間、立つ稽古と歩く稽古を頑張って続けて下さい。
posted by ロン at 19:47| 日記

2020年05月31日

一触で

もう20年近く前でしょうか、友人である他派の中国内家拳の師範との会話で、師範がこう言っていたのをたまに思い出します。

「僕は今の自分の戦い方に満足していません。自分の主武術である形意拳の一撃で相手を倒す理想をどこまでも追求していきたいんです」

ちなみに内家拳師範の団体は組み手大会があり、師範はその全日本大会、そして世界大会を何度も制している実力者でした。

師範とは何度も交流組み手をおこないましたが、その鞭と言うか蛇と言うか、しなやかに変幻自在に変化し、しかも当たると重い打撃に何度も苦しめられたものでした。

あれだけ実績があり、そして実力があっても、形意拳の一撃と言う理想をどこまでも追い求める姿勢に頭が下がる思いでした。

そして師範の道場を訪ねるたびに言うのです。

「川村さん、すこし分かってきたことがあります。組み手しましょう」

その師範は今はもう居ません。一撃で相手を倒す境地を追い求めた内家拳師範・・・私より2歳ほど若かったのに、本当に残念です・・・

その後、私は空体道を創始して純粋な中国武術から少し離れることになりました。

もし今、内家拳師範に「川村さんの理想する戦い方は何ですか」と問われたらこう答えると思います。

「一触で相手を制する境地です。相手に触れるだけで全てが終わる境地です。私には一生かかっても到達出来ない境地かもしれませんが、どこまでもその境地を追い求めていきます」

多分、内家拳師範はニヤリと笑ってこう言うと思います。

「一撃と一触、どちらが先に到達するか楽しみですね」と・・・
posted by ロン at 21:51| 日記