2023年04月03日

融合

私の作った空体道の空法の新旧の型、この二つの型を何とか一つに融合出来ないものだろうか、と試行錯誤が始まり、ここ数週間、新の型を一旦止めて、旧の型に戻したりして検証していた訳なのですが、何とか私の中では一つに融合出来たように感じています。

新旧の型を融合させた型は全部で10式となりました。これですっきりしました。

以下はその名称です。

空体道稽古体系

帯ー白帯 茶帯 黒帯

脱力法ー腕振り(前後、左右) 脚振り 腰伸ばし 体振り

丹田法ー上下 前後 左右

立禅法ー抱式 三体式

養身法ー前後法 上下法 内転法 外転法 回転法

打撃法ー劈手 鞭手 回旋手 直拳 分脚

空法ー劈手 鑚手 裏拳 直拳 撞手 回拳 衝手 鷹爪 横手 旋身

対練ー各種対練 

組手ー自由組手

武器ー空杖(杖術)

以上です。
posted by ロン at 19:01| 日記

2023年04月01日

弾力と硬質

空体道、円転太極拳の教室では、立禅をしている相手の腕を正面から強い力で押して、身体の内面の質を確認する練習があります。身体の質が高ければ高いほど押されることはなくなるのです。

今回は会員さんと私との身体の質の違いを説明したいと思います。

例えとして自転車のタイヤのチューブを想像してみてください。

白帯会員さんは空気が10%しか入っていないタイヤです。押しても弾力がまるでなく、そのまま押されてしまいます。

茶帯会員さんは空気が30%入ったタイヤです。押されると少しだけ弾力があり、押した力が少しはね返りますが、弾力が低いためやはり押されてしまいます。

黒帯会員さんは空気が70%入ったタイヤで、ある程度弾力があり、押された圧力をはね返すことも出来ますが、圧力が強力だと弾力が足りず押されてしまいます。

そして私は空気が120%入ったタイヤです。パンパンに空気が詰まっていているので、弾力と硬質感を併せ持ち、どんな圧力で押されてもはね返すことが出来ます。

でもまだまだ不十分です。空気が200パーセント以上入ったタイヤを目指さなければなりません。多分そこまでいけば硬質感はさらにさらに高まり、その打撃は巨大な鈍器のような圧倒的威力を秘めるようになるのではと想像しています。

以上なのですが、身体の内面の質の向上に年齢の壁は存在しません。それは未熟ながら63歳の私が会員さんへ証明しているはずです。弾力と硬質が融合した身体の質を目指してこれからも皆で精進していきましょう。
posted by ロン at 23:26| 日記

2023年03月30日

シン仮面ライダー

映画シン仮面ライダーを今週観に行く予定です。

私は大学生の時のアルバイトで、特撮ヒーローショー(遊園地、デパートの屋上、スーパーの店頭等)のスーツアクターをやっていたこともあって、シン仮面ライダーに興味津々なのです。

私が演じたヒーローは、サンバルカン、ゴーグルファイブ、ギャバンが中心でしたが(もちろん主役キャラに入っていました。えへん)後、ウルトラマンにも入りましたし、珍しいところでは巨大ロボ(3メーターぐらいあり、転んだらえらい目にあってしまうので恐怖でした)ガイキングにも入ったことがあります。

自分が演じた中ではギャバンがお気に入りだったのですが、仮面ライダーには入ったことがなかったのです。実は一番やりたかったのが仮面ライダーなのですが、その機会がなく本当に残念でした。

ちなみに児童施設のチャリティーショーで仮面ライダーではなく、戦闘員に入ったことが一度だけあります。その時は楽しくて大声で何度も「イーッ」と叫んで子供だちを怖がらせていました。

ヒーローショーの仲間は大学で武道を修行していた方が多かったので、アクションは本家のテレビ顔負けの迫力だったと思いますし、ちゃんとバック転、バック宙も皆(もちろん私も)こなしていました。とても懐かしい思い出です。

で、シン仮面ライダー、何やら賛否両論あるようですが、ヒーローショー時代の昔に戻って楽しめたらと思っています。


posted by ロン at 13:44| 日記

2023年03月29日

頭が上がない

私が本格的に中国武術を学ばせていただいた老師のおかげで、自分の武術の実力に思いあがることは一生ないと思っています。

本当に老師の実戦力の凄まじいさは桁違いでした。稽古中での凄まじい強さは無論の事、稽古後にたまに話される数々の他流試合の凄まじさ、そして路上での実戦の凄まじさを聞くにおよんで老師のように自分が生きたら、自分なんかは何十回死んでいるのかわからないと心底驚嘆したものです。

ちなみにネットなのでは、私から見てう〜んと思える実力の人が、他人のやっていることを批判して、俺は強い、俺はすごい、とか言っている動画や文章を目にすると、何んだか情けなくなってしまいます。他派のやっていることを批判している暇があったらもっと稽古したほうが良いのにと正直思ってしまいます。武術は思いあがったら終わってしまいます。

私は老師から独立して23年ほど経っていて、老師はもう日本には居らっしゃいませんので、今後会うことはないかもしれません。

でも自分なりに武術がどんなに成長、進歩、向上しても、いつでも「まだまだ甘い、未熟」と老師から頭を押さえられているような気がして、思いあがりたくても、あがることなんかは出来る訳がありません。武術を学び始めて、すぐ調子に乗りたがる私の頭を超絶な実力でぐいと抑えてくださった老師には本当に感謝の気持ちしかありません。

一生頭があがらない私ですが、これからも一生かけて武術の追求、探求を続けていきたいと思っています。




posted by ロン at 16:12| 日記

2023年03月28日

通る

練精会ではまっすぐの姿勢が重要です。

まっすぐの姿勢は重力方向と協調した立ち方だからです。

なのでまっすぐの姿勢のまま全身の力を抜くことによって、全身に重力(重さ)が通るようになるのです。

そして全身に重力が通った身体の質になれば、姿勢はあまり関係なくなります。たまに私が座ったまま、あるいは寝転がった状態で会員さんを崩したり、投げたり出来るのはそのためです。まあ、今はあくまで対練レベルの技ですが、より重力が通れば実際の攻防でも座った状態、寝ころんだ状態でも相手を投げることが出来るようになるのでしょう。

でも会員さんは重力がまだ通る段階ではありませんから、基本、型、対練、そして組手でもまっすぐの意識を持ち続ける必要があります。それが身体に重力を通すための条件なのです。

ただし意識が強すぎて力んだまっすぐであれば何の効果もありません。あくまで身体をゆるめた状態でのまっすぐの意識なのです。

そのための最適な稽古法は立禅です。そこからすべてが始まるのですから。
posted by ロン at 09:03| 日記