2021年06月17日

増量

私は今、増量中です。でも別に体重が増えているわけではありません。

増えているのは体重ではなく全身に行き渡る重さの質なのです。

未熟なりに長年にわたり稽古を続ける中、少しずつ少しずつ身体の力が抜け始め、それと比例して全身に重さの質が広がっていくのです。

重さの質の拡大、膨張。これが私の武術の核となるエネルギーです。

歳を取っても重さの質は向上し、筋肉が減っても重さの質は増え続け、激しい運動をしなくても重さの質は高まっていきます。

その意味において、61歳の私は絶賛増量中と言えるのです。

重さの質は対人稽古より、一人稽古(特に立禅、歩行法)によって養われると私は思っています。

会員の皆さんも一人稽古によって重さの質を向上させて下さいね。
posted by ロン at 21:56| 日記

2021年06月16日

深呼吸

空体道の稽古で最初におこなうのは深呼吸(調息)ですが、会員さんの一人稽古の参考に少し説明したいと思います。

まず息を吸いながら両手を持ち上げ頭の高さに。そして息を吐きながら手を丹田まで下げます。その時、息と手の動きと同調して重さが頭から丹田まで落ちる(通る)意識を持って下さい。

そしてまた軽く息を吸い、吐きながら丹田から更に手を下げ、息と手の動きと同調して重さが丹田から足裏まで落ちる(通る)意識を持つのです。

重さが頭から丹田まで、そして丹田から足裏まで落ちる(通る)。この感覚を最初の深呼吸(調息)でつかんでほしいのです。

呼吸、動き、意識の同調によって、二段階で(頭から丹田、丹田から足裏)重さを落とし、通す。

以上です。最初の深呼吸を大切に一人稽古、頑張って下さい。
posted by ロン at 18:26| 日記

2021年06月13日

肩叩き

妻のゆりかに何気に「ねえ」と肩を叩かれる。

ゆりかの脱力、順調に進歩しているらしく、その何気ない肩叩きがとても重く、ずし〜んと身体に響くのです。

私も脱力が進んで少しは全身に重さが通っているので、体勢を崩されることはありませんが、身体の細い人や高齢者の方であれば、冗談ではなく本当に地面に崩れてしまうのではないかと心配になります。

以前ゆりかから「あなたに何気なく肩を叩かれると、鎖骨が折れたかと思うくらい、重くて痛い」と言う言葉の意味が今はよく分かるようになりました。

私もゆりかも、人の肩を気軽に叩く事が出来ない身体になりつつあるようです。

嬉しいやら悲しいやら・・・
posted by ロン at 16:29| 日記

2021年06月11日

金剛体

空体道における脱力体の進化形態は、脱力体とは真逆に聞こえるような、金剛体と言えるかも知れません。

全身に重さ(重力)の通った身体は、鋼のような硬質感があり、鉄の塊のような重量感を持つようになるからです。

なのでその打撃は巨大な鉄球の衝突感、重い鈍器の衝撃感となるのです。

でもやっている本人は、ただ力を抜いて軽く手(腕)を伸ばしている感覚しかありません。

実際の威力と本人の感覚との乖離感・・・それが脱力体=金剛体との表現となります。

では私の打撃の実際はどうかと言えば、まだまだ未熟、中途半端でしかありません。小さな鉄球、軽い鈍器のレベルだと思います。

だからまだまだ、さらにさらに力を抜き、全身に重さ(重力)を通さなければなりません。

精進あるのみです。

posted by ロン at 13:09| 日記

2021年06月08日

任せる

会員さんの参考のために、今の私が空体道の立つ稽古(三種の立禅)や歩く稽古(前進歩、後退歩)、動く稽古(十二の短い型)の時の意識について少し書いてみようと思います。

立つ稽古の時は、身体のどこか特定の場所を意識しません。何となく全身を意識するようなしないような・・・朧気な感じでしょうか。姿勢もあまりきっちりと真っ直ぐを作らないようにしています。だいたい、ほどよい感じで真っ直ぐであればそれでよいと思っています。

歩く稽古、動く稽古の時は、身体をどこから(例えば胸からとか、腰からとか)動かすのかあまり考えません。またどのように身体を動かすのか(例えば腰を回すとか、肩甲骨を使うとか)もあまり考えません。

とにかく任せること。全身の力を抜くことだけを心がけ、後はただ自分の身体にお任せして、立つ、歩く、動く。近頃は、こんな風にそれとなく、適当に、淡々と一人稽古をおこなっているのです。

「私が身体をコントロールする」ではなく「私は身体のすることをただ見守っている」・・・そんな感じが今はとても心地よいのです。
posted by ロン at 15:46| 日記